車の「ホイール交換」サイズ拡大に意味はある!? 見た目だけじゃない? 「インチアップ」「インチダウン」の効果とは

「インチアップ」の際に注意すべき点とは

 近年は純正装着のタイヤが扁平率50%を切るような「低扁平タイヤ」であることも珍しくありません。

 ホイールのインチアップをするとクルマの足元が引き締まり、カッコ良く見えてきます。

 こうしたドレスアップ効果は大きなメリットです。

コンパクトモデルながら18インチの大径タイヤを標準装着するトヨタ「GRヤリス」
コンパクトモデルながら18インチの大径タイヤを標準装着するトヨタ「GRヤリス」

 またタイヤ幅が広がり接地面積も増えるためグリップ性能が高まり、サイドウォールも薄くなることからタイヤのヨレが減り、操舵に対するレスポンスが良くなります。

 クイックなハンドリングを好む人にはメリットになります。

 反面、接地面積が増えれば転がり抵抗も増えるため、燃費は悪化する可能性があります。

 ロードノイズ(タイヤが転がる騒音)も拾いやすくなり、段差等の衝撃を吸収しにくくなるため乗り心地も悪化します。

 またタイヤ自体も高価になっていくため、同じブランド同士なら経済性(コスト)の面ではマイナスといえます。

 タイヤの外径を同等に維持したインチアップを行うとロードインデックスが下がる場合があります。

 ロードインデックスとは、タイヤ1本で支えることのできる最大負荷能力を示す指数です。

 負荷能力が不足していると、選択したタイヤではクルマを支えられないという事態になりますので注意が必要です。

 ロードインデックスが問題なかったとしても、タイヤの規格が変わってしまうこともありますので、その場合は適正な空気圧の設定に変更する必要が出てきます。

 インチアップ後のタイヤの規格と純正タイヤの規格をよく確認し、負荷能力を満たす空気圧に調整しましょう。

 またインチアップをすればホイールが変わります。

 ホイールのインセット(オフセット)値が変わると、クルマに対するタイヤやホイールの出っ張り具合も変わってしまいます。

 走りの特性が変わるのに加え、タイヤやホイールがクルマのフェンダーからハミ出していないか、タイヤハウス内に干渉していないかといった点も注意する必要があります。

 ホイールが少しでもハミ出していれば、保安基準不適合として車検にも通らなくなります。

 一方インチダウンについても、メリットやデメリットがあります。

【画像】えっ…! 走行中に「バースト」!? 恐ろしいタイヤの状況を写真で見る(25枚)

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