日産「スカイラインGT-R」の“4ドア”モデル登場!? 17万キロ超えの超希少な極上“スポーツセダン”が出品

コレクティングカーズは、自社が運営する同名のオークションサイトで、世界中のクルマを扱うオークショニアですが、同サイトで、日産「スカイラインGT-R オーテックバージョン 40th ANNIVERSARY」が登場しました。このクルマは、2023年5月23日(日本時間)に落札される予定です。どのようなモデルなのでしょうか

まさかの“4ドアセダンのGT-R”がオークションに登場

 コレクティングカーズは、アメリカやイギリス、日本など世界中のクルマを扱うオークションサイトを運営しています。
 
 2023年5月には日産「スカイラインGT-R オーテックバージョン 40th ANNIVERSARY」が出品されており、5月23日(日本時間)に落札されるようです。

まさかの4ドアGT-R? 日産「スカイライン GT-R オーテックバージョン 40th ANNIVERSARY」(photo:Collecting cars)
まさかの4ドアGT-R? 日産「スカイライン GT-R オーテックバージョン 40th ANNIVERSARY」(photo:Collecting cars)

 日産「スカイラインGT-R」といえば、2ドアクーペのスポーティなスタイルをイメージするかもしれませんが、“4ドアセダンのGT-R”も存在していました。

 それが、3代目(C10型)スカイラインをベースとした、最初のGT-R「スカイライン2000GT-R」と、今回出品された「スカイラインGT-R オーテックバージョン 40th ANNIVERSARY」です。

 GT-R オーテックバージョン 40th ANNIVERSARYは、「大人のための国内最高性能4ドアスポーツセダン」をコンセプトに、スカイライン誕生40周年を記念して1997年12月に登場したモデル。

 製作は、日産のカスタムカーを多く手掛けるオーテックジャパン(現日産モータースポーツ&カスタマイズ)が担当していました。

 エクステリアは、スカイライン4ドアセダン(R33型)の車体をベースに、リアドアとリアフェンダーにオリジナルのブリスターフェンダーを加えワイドボディ化するなど、しっかり手をかけ、GT-Rの雰囲気に仕上げられている一方で、クーペのBCNR33型スカイラインGT-Rと比較すると、控えめなフロントスポイラーが装着されているほか、リアスポイラーも非装着となっており、“大人な”仕様となっています。

 パワートレインには、最高出力276馬力を発揮する2.6リッター「RB26DETT」型ツインセラミックターボエンジンを搭載。これに組み合わされるトランスミッションは5速MTです。

 さらに、電子制御トルクスプリット4WD「アテーサE-TS」、後輪操舵システム「ヨーレイトフィードバック スーパーハイキャス」、ブレンボ社製ブレーキなど、BCNR33型スカイラインGT-R同様の装備が搭載されています。

 生産は、わずか422台限定で行われたといい、今回出品されたのは、そのうちの1台です。

 走行距離は17万3562kmと過走行ぎみですが、再塗装されたというソニックシルバー塗装や内装も、比較的良好な状態。出品地域は新潟県です。

 5月18日現在、12件の入札が入っており、入札金額は1万250豪ドル(約93万円)です。落札価格は、5月23日(日本時間)に確定する予定となっています。

 希少なGT-R オーテックバージョン 40th ANNIVERSARYがどこまで高騰するのか、注目です。

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