日産「スカイライン」に「オープン」があった!? スカGはセダンだけじゃない! オシャすぎ「コンバーチブル」とは

日産を代表する老舗ブランド「スカイライン」は現在、4ドアセダンのみのラインナップですが、過去には2ドアクーペなども存在しています。そのなかには「オープンカー」も用意されていました。

先代で海外向けにのみ設定された美しすぎる「コンバーチブル」

 1957年登場の初代以来、実に65年以上の歴史を重ねた「スカイライン」は、日産を代表する老舗ブランドとして知られてます。
 
 現在販売されているのは4ドアセダンのみですが、過去には2ドアクーペなど複数のボディタイプが用意され、そのなかには「オープンカー」も存在していました。

日本で売られなかったのが「無念すぎる」! スカイラインクーペの北米向けオープンモデル「インフィニティG37コンバーチブル」
日本で売られなかったのが「無念すぎる」! スカイラインクーペの北米向けオープンモデル「インフィニティG37コンバーチブル」

 スカイラインは現行型で13代目となる、国内でも有数の非常に長い歴史を持つモデルです。

 いまでこそ、4ドアセダン1本のみのラインナップですが、過去には4ドアハードトップ、ステーションワゴン、5ドアハッチバックからライトバンまで、時代に先駆け用意された多彩なボディタイプのスカイラインがありました。

 直近では、先代の12代目スカイラインにもセダンのほかに2ドアの「スカイラインクーペ」や、SUVの「スカイラインクロスオーバー」がラインナップされています。

 これらのモデルはすべて、海外市場向けに日産の高級車ブランド「インフィニティ」で販売され、セダンとクーペは「G」、クロスオーバーは「EX」の名がつけられています。

 そのなかで、日本にはない派生モデルがあります。2008年の米国・ロサンゼルスオートショーで世界初公開され、2009年に発売された「G37コンバーチブル」です。

 一般にオープンモデルは幌が用いられることが多いですが、G37コンバーチブルはスチール製の3分割式電動オープントップを採用しました。

 これによりオープンカーの開放感とともに、ルーフを閉じればクーペ同様のスタイリングや静粛性、耐候性が得られます。

 パワートレインは、クーペ同様に3.7リッター V型6気筒を搭載し、7速ATと6速MTが設定されました。

 その後車名が「Q60コンバーチブル」に変更され、現行型にバトンタッチする2015年まで生産されています。

 国内でも知る人ぞ知る存在だったG37コンバーチブル/Q60コンバーチブルですが、他のモデル同様に日本の日産栃木工場で生産されており、日本仕様の設定も期待されたものの、最後まで実現することはありませんでした。

 なお北米では現行型にも、日本未導入の「Q60クーペ」がラインナップされていますが、2023年現在までコンバーチブルの追加設定はされていません。

※ ※ ※

 スカイラインのオープンモデルといえば、国内でもごくわずかの台数で発売されたことがあります。

 1960年のイタリア・トリノショーで発表され、1962年に発売が開始された「プリンス スカイラインスポーツ」は、2ドアクーペに加え、コンバーチブルモデルがラインナップされていました。

 イタリアの著名なデザイナーが手がけた美しいスタイリングは、職人の手作業により1台ずつ製作。そのため当時としては極めて高価で贅沢なモデルとなりました。

 クーペとコンバーチブルを合わせてもわずか60台程度が生産されたのみで、現存するモデルも極めて少ない希少な存在となっています。

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1件のコメント

  1. 真ん中のアンテナがさすがデザインセンスオワコンの日産、ダサいわ

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