岡山市の「4車線高架道路」いよいよ着工! 都市高速のような国道180号「岡山西バイパス」計画とは
国道180号岡山西バイパスで、高架道路(専用部)の工事が始まります。岡山環状道路を構成するこの路線は、どのような計画なのでしょうか。
西長瀬~楢津間に高架道路
岡山市街地の西側を走る国道180号岡山西バイパス(岡山環状道路)で、都市高速のような高架道路の工事が始まります。どのような計画なのでしょうか。
岡山西バイパスは、岡山市の南区古新田(国道2号岡山バイパス)を起点とし、北区楢津(国道180号現道)に至る延長5.6kmの道路です。
地域高規格道路である岡山環状道路の西側区間を構成し、市中心部に流出入するクルマを分散させて渋滞を緩和させる目的があります。
道路は1979年3月に都市計画決定。地平を走る側道部と高架を走る専用部のうち、2010年度までに側道部5.6kmが開通し、2020年度には専用部のうち北区の西長瀬~楢津間3.5kmが事業化されました。
今回はその西長瀬~楢津間で、初めてとなる工事(橋梁下部工事)に着手されます。
計画では、側道部の広い中央分離帯上空に4車線(片側2車線)の高架道路が造られます。国土交通省中国地方整備局岡山国道事務所によると、この整備により渋滞箇所となっている県道との交差点も立体交差で通過が可能に。旅行速度は現行の16km/hから、整備後は60km/hに向上するといいます。
この区間の混雑も緩和され、例えば吉備中央町から市立市民病院への救急搬送時間は、現行の51分から、整備後は43分に短縮される見込みだそうです。
起工式は6月11日に予定されています。
なお、岡山西バイパスの南では、同じく岡山環状道路を構成する国道180号岡山環状南道路の建設が進んでいます。
区間は南区の藤田(国道30号)から古新田までの2.9kmで、工事が順調に進んだ場合、2024年度に開通する予定です。
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