「国道5号~泊」に近道完成! トンネル続く道道泊共和線6.1kmが24日開通 災害時の避難路に
災害時の避難路として整備が進む北海道道1178号泊共和線のうち、東側の国富工区6.1kmが2023年5月24日に開通します。
震災を機に整備が進む「避難道路」
北海道後志総合振興局は2023年5月1日、建設を進めている道道1178号泊共和線のうち、東側6.1kmの区間が24日10時に開通すると発表しました。
道道1178号は、積丹半島の付け根に位置する泊村と共和町を東西に結ぶ、長さ約16kmの道路です。
泊村には北海道電力の泊原子力発電所がありますが、この周辺を通る道路は国道229号のみ。そのため2011年の東日本大震災を機に、泊原発からやや離れた山あいを通る避難道路の整備が決まりました。
この道道1178号は、地震・津波や原発事故などによる国道寸断や避難車両による混雑を考慮し、住民の迅速な避難と救助活動・救援物資の早期輸送を可能とすることを目的にしています。泊村茅沼村の国道229号交点から共和町国富の国道5号交点までを結ぶ計画です。
現在、整備は3区間に分けて進められおり、このうち真ん中の宮丘地区から発足(はったり)地区に至る発足工区4.9kmは開通しています。
今回新たにできるのは、東側の発足地区から国富地区までの国富工区6.1kmです。途中は、水松沢トンネル(1446m)と国富大山トンネル(1544m)が連続します。終点で国道5号と接続します。
これにより、泊村役場周辺や泊原発から国道5号を経由して余市・小樽方面に向かう際の近道が完成します。
なお、未開通として残る西側の茅沼村地区から宮丘地区までの茅沼工区5.1kmは、整備が続きます。
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