なぜ「燃費極悪スポーツカー」に日本人が熱狂!? 1025馬力×V8搭載の「時代逆行車」に“称賛の声”が殺到した理由とは

"HEMIエンジン"搭載モデルは2023年末をもって完全に生産を終了する
"HEMIエンジン"搭載モデルは2023年末をもって完全に生産を終了する

まさか1000馬力超えの「スポーツカー」に日本人も熱狂した!

 SRTデーモン170は、その特殊性もあって日本でもSNSなどで大きく話題になり、その投稿の多くが「時代に反してて好きだ!」「今だと逆に新鮮!」「エンジンのおバカ感は最高ですね」「アメ車は地球が滅ぶまでこういう車を作って欲しい」「とにかくワクワクする!」など、自動車業界を取り巻くエコカー一辺倒の時流に辟易していたクルマ好きの叫びとも捉えられるコメントが多く見られました。

 また「ガソリンを湯水の如く消費してる…」「1000円給油して何秒で無くなるやろ?」「これほぼ機関車やん」という、メーカー自ら誇る“燃費の悪さ”に衝撃を受けたコメントや、「この馬力で後輪駆動とか、ヤバすぎる」と、マッスルカーの流儀に従いあえて4WDを選択肢なかった設計に感動すら覚えたという人も。

 そのほか「10万ドル切る定価は安い」「零戦とほぼ同じパワーで1281万円!」「この馬力で1300万はバーゲンプライスですよね」「欲しい!」と、ハイパーカー級の出力を発揮する市販車にしては価格が安すぎると購入意欲を示す声もありました。

 最後に「日本もこんな良い意味でブッ飛んだクルマを作って欲しいなぁ…」という、日本の自動車メーカーのラインナップにもSRTデーモン170に負けないモデルを希望するユーザーもいるようです。

※ ※ ※

 ダッジのブランド最高経営責任者であるティム・クニスキス氏は、以下のようにコメントしています。

「ダッジは2015年に707馬力のヘルキャットで、2018年には840馬力のデーモンで世界に衝撃を与えました。今回は1025馬力のデーモン170で、再び世界に大きな衝撃を巻き起こすことになるでしょう」

 まさにこのコメント通り、日本でもデーモン170が巻き起こした衝撃は小さくないのかもしれません。

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