トヨタ新型「クラウンスポーツ」最速試乗! 「スポーツセダン」並の走りを体感!? まさに「クラウンアスリート」の後継的な存在か

新型クラウンスポーツを…いざ試乗! どんな印象なのか?

 乗り心地はハンドリングの印象からクロスオーバーよりも引き締められている方向かと思いきや、路面入力のまろやかな伝わり方、シットリした足の動き、少しだけ早めの吸収スピードなど、むしろ快適性はクロスオーバーよりも高く感じました。

 この辺りはクロスオーバーよりもエアボリュームの高いタイヤや重心の低さ(バッテリー搭載の影響)もあると思いますが、恐らくクロスオーバーでやりきれなかった部分のブラッシュアップも効いていると思われ、将来クロスオーバーにもフィードバックされるのは間違いないと思います。

 ただ、ここもクルマの進化としては正しいと思いますが、パワートレインと同じくクラウンスポーツの“エモーショナル”な立ち位置を思うと、「見た目に対してちょっと大人しいかな!?」と感じたのも事実です。

 例えば、現状のドライブモード・スポーツは「クラウンの世界観の中」でのスポーツですが、個人的にはそこを飛び越えても良かったかなと思っていますが、この辺りはGRモデルのために残してあるのかもしれません。

クラウンスポーツ(手前)とクラウンクロスオーバー(奥) それぞれに「エモさ」を感じる!
クラウンスポーツ(手前)とクラウンクロスオーバー(奥) それぞれに「エモさ」を感じる!

 今回スポーツに乗って改めて分かったことは、「16代目は“群”で見ないと本質は解らない」と言うことです。

 今回2台を見て・触れて感じた事は、スポーツ/クロスオーバー共に「革新と挑戦」と言う根っこは不変ですが、クロスオーバーは「生きる価値」、スポーツは「生きる喜び」の部分にそれをより色濃く感じました。

 まさに左脳ではなく右脳で楽しめる「エモいクラウン」の誕生と言えるでしょう。

 カスタマイズに関しても、車高やタイヤ&ホイール、エアロパーツなどなど、伸び代もあるので、今後のサードパーティの頑張りにも期待大です。

 ちなみに今まではクラウンの複数所有は基本的にはあり得ない事でしたが、16代目は「それもアリかな」と思っています。

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Writer: 山本シンヤ

自動車メーカー商品企画、チューニングメーカー開発を経て、自動車メディアの世界に転職。2013年に独立し、「造り手」と「使い手」の両方の想いを伝えるために「自動車研究家」を名乗って活動中。日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員。

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