東京都心の高速「KK線・八重洲線」GWに48時間通行止め 当日は高架道路が“ホコ天”に!

東京都心を走る東京高速道路(KK線)が、48時間にわたり通行止めになります。期間中は、高速道路を歩けるイベント「銀座スカイウォーク(銀スカ)」が開催される予定です。

5月4日・5日に開催

 ゴールデンウィーク真っ只中の2023年5月4日と5日、イベント開催に伴い、東京都心を通る東京高速道路(KK線)と、KK線に接続する首都高速八重洲線が通行止めになります。

数寄屋橋交差点付近の東京高速道路(画像:東京都)
数寄屋橋交差点付近の東京高速道路(画像:東京都)

 期間中に開催されるのは、高速道路を歩行者空間に変えるイベント「銀座スカイウォーク(銀スカ)」です。

 これに伴いKK線と八重洲線は、5月4日0時から5日24時まで48時間にわたり通行止めとなります。

 KK線は、戦後復興と渋滞緩和を目的に銀座周辺の外堀、汐留川、京橋川を埋め立てて高架道路としたものです。1966年に蓬莱橋~新京橋間の全線が開通。1973年には八重洲線と接続して現在の形となりました。

 敷地は都から賃借していますが、道路の建設費や運営費は道路下の「銀座コリドー街」「銀座インズ」「銀座ファイブ」といったテナントビル(14棟、約400店)の賃貸収益で賄っているため、クルマの通行は無料です。

 道路延長は約2kmで1日約3万台の利用があり、都心環状線をはじめとする首都高速の路線網を実質的に補完する役割を担っています。

 しかし一方で、日本橋付近では都心環状線の地下化が決まり、KK線と並行するように西銀座JCT付近から京橋JCT付近までを東西に結ぶ「新京橋連絡路」の整備計画も進行中です。

 都は、これらの道路整備に合わせて、KK線の高架道路を歩行者中心の“緑に囲まれた空中回廊”として再生させる取り組みを進めています。

 2020年代中頃に整備に着手し、できた区間から開放しつつ、2030年代から2040年代に全区間の整備を完了させる目標を設定しています。

 今回開催される銀スカは、そのような空中回廊の完成イメージを多くの人に一足早く体感してもらうイベントです。

 KK線を会場とし、当日はガイドとともに新橋から京橋までの約2kmを歩きます。

 また、有楽町駅・銀座一丁目駅付近に設ける「再生モデルエリア」では、トークセッションや音楽演奏、大道芸、次世代モビリティの試乗、飲食イベントなどが予定されています。なお、参加は事前の申し込みが必要で、締切済みです。

【画像】近未来の銀座! KK線廃止後の歩行者空間と新たな道路網の姿を見てみる(12枚)

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1件のコメント

  1. いずれは無くなると聴いていますが、存続を望みます。いつも直結している東京駅の駐車場使用します

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