レクサス“最上級クーペ”「新LC」発表! マットホワイト&エアロ仕様がカッコイイ! 最上級「アルティメットエディション」と合わせて欧に登場
レクサスの欧州法人は、「LC/LCコンバーチブル」の新たな2024年型を発表、同時に「アルティメットエディション」を設定しました。アルティメットエディションはパワートレインにまで改良を加えた最上級仕様です。
LCに最上級“アルティメットエディション”登場
レクサスの欧州法人は、「LC/LCコンバーチブル」の新たな2024年型を発表、同時に最上級仕様「アルティメットエディション」を設定しました。
LC/LCコンバーチブルは、レクサスの最上級クーペ/オープンです。2017年の発売以降、独創的なデザインや優れた走行性能を実現し、レクサス全モデルの乗り味を方向づけているモデルです。
エクステリアは、低重心かつ低い全高とワイドな全幅でアグレッシブなスタンスを実現し、四隅のタイヤを強調するフェンダーが張り出した、抑揚ある立体構成でクーペとしての機敏さを表現。さらに、各部位の表面は艶やかな曲面とシャープなラインで構成され、ラグジュアリーモデルにふさわしいエレガントさを強調しています。
インテリアは、ドライビングの高揚感を演出するコックピット空間と、乗員を包み込むおもてなしの助手席側空間を融合し、艶やかさと先進的な機能性とを兼ね備えた独自のラグジュアリー性が表現されています。
パワートレインは、最高出力477馬力・最大トルク540Nmを発揮する5.0リッターV型8気筒エンジンを搭載する「LC500」と最高出力229馬力・最大トルク356Nmを発揮する3.5リッターV型6気筒エンジン+最高出力132馬力・最大トルク300Nmを発揮するモーターを組み合わせたハイブリッドシステムを搭載する「LC500h」の2種類を用意しています。
今回欧州で発表された新たな2024年型では、インテリアの雰囲気、快適性、利便性、運転体験が向上しているといいます。
インテリアは、画面が大きく、使いやすく、機能性が高く、コマンドへの応答が速い、新たなマルチメディアシステムを搭載。中央コンソールのタッチパッドコントロールで操作する10インチ画面の代わりに、高解像度の12.3インチタッチスクリーンを新たに採用しました。
マルチメディアのタッチパッドが取り除かれたことで、センターコンソールのスイッチは使いやすい縦型レイアウトに変更されました。
また、インテリアには、ブルー&ホワイトのツートンとダークブラックとリッチレッドのツートンの2種類を新たに設定。
ボディカラーにも、ヒートブルー・コントラスト・レイヤリングとソニック・カッパー・フレッシュの2色を新たに設定されるほか、新たなデザインの3つのホイールも設定されます。
先進安全装備では、Lexus Safety System +に、プリコリジョンシステム(PCS)に、日中の自転車検知機能も追加するほか、レーダークルーズコントロールに、カーブ半径に応じて車速を自動的に調整するカーブスピードリダクションが追加されるなど、安全性と快適性を高めています。
さらに、サスペンションのコイルスプリング、ショックアブソーバーのチューニング、リヤサスペンションメンバー、スタビライザーのバネレート、アンダーボディブレース、ステアリングコラムとステアリングギアボックスの固定、アクスルハブベアリングとホイールの固定に変更が加えられるほか。フロントエンジンマウントも見直され、よりダイレクトでシャープなステアリング応答性を実現。
ブレーキバイワイヤーシステムも、より自然でシームレスなフィーリングでブレーキをかけるように再調整されるほか、LC500では、10速オートマチックトランスミッションのシフトコントロールも微調整されており、ドライバーの意図をより正確に予測できるようになりました。
また、LC500ではサーキット走行で、トラクションコントロールをオフにしてドリフト走行が可能になるエキスパートモードも新たに用意されました。
LC500hでは、走行性能を向上させるために、リチウムイオンバッテリーを、より大容量のものに変更、これによりパワーがより速く伝達され、応答性と加速感が向上しています。
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今回、2024年型モデルの発表と同時に、最上級仕様「アルティメット エディション」も発表されました。
アルティメット エディションでは、外装色に日本の磁器にインスパイアされたというマットホワイト「Hakugin White」を設定。フロントグリやバンパーガーニッシュ、ドアミラー、ランプカバー、ロアバンパーガーニッシュなどはブラックで統一されスポーティな印象を高めています。
また、フロントバンパーには、航空や自動車レースで見られる空力デバイスのインクリメンタルフォーミングカナードが組み込まれており、これによりバンパー側面に沿った空気の流れを調整し、車両の前部の揚力を減らすことで、ハンドリングと安定性を向上させているといいます。
クーペモデルでは、エアレースの空力に関する専門知識を応用下というブラックカーボンリアウィングが装備されています。
インテリアは、勝色といわれる豪華な印象の藍色が設定されるほか、通常モデルと比較し、シリアルナンバーが記載されたアルミニウムプレートや、コンソールとドアトリムのアルカンターラ、「Limited Edition」の文字が印刷されたスカッフプレートなども装備されています。
さらに、パワートレインにおいてもチューニングが施されており、よりスムーズな回転フィール、高品質のサウンド、レスポンスの向上が行われています。
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アルティメットエディションは2023年9月に、その他のモデルは、同年5月に生産が開始予定です。
レクサスはいつまでこのへの字型フロントグリルと垂れたウィンカーを続けるのでしょうか?