17年の歴史に幕!? トヨタが最後の「FJクルーザー」を販売! もう見納めな「ファイナルエディション」が沙で627万円から
2023年4月6日、サウジアラビアでトヨタ車の販売を行う「アブドゥル・ラティフ・ジャミール・モーターズ」は、トヨタ「FJクルーザー」の特別仕様車「ファイナルエディション」を期間限定で販売中だと、自社の公式SNSで公開しました。長らく存在してきたFJクルーザーもいよいよ最後となりそうです。
いよいよ最後? FJクルーザー ファイナルエディションが登場
2023年4月6日、1955年以来サウジアラビアでトヨタの正規販売代理店を務めてきた「アブドゥル・ラティフ・ジャミール・モーターズ」は、トヨタ「FJクルーザー」の特別仕様車「ファイナルエディション」を期間限定で販売中だと、自社の公式SNSで公開しました。
FJクルーザーは2003年のデトロイトモーターショーで発表され、2006年には北米で発売開始した本格SUV。日本では当初販売予定がありませんでしたが、要望が集まったため2010年11月から2018年1月までの間販売が行われました。
その個性的なデザインや本格4WD車としての高い走行性能により、人気を博していましたが、日本や北米での販売は終了しており、中古車の一部個体は新車価格よりも高値で販売されるなど、今も根強い人気を集めています。
一方で2023年4月時点でも、一部の海外市場ではFJクルーザーの新車販売が継続されています。サウジアラビアもそのうちのひとつでしたが、2022年9月27日アブドゥル・ラティフ・ジャミール・モーターズが、2022年12月までに終了する予定であることを発表。同時に、今回SNSに投稿された特別仕様車「ファイナルエディション」の追加設定も公表されていました。
FJクルーザー ファイナルエディションは、エクステリアやシートなどにベージュのシングルトーンセレクトカラーを採用。グリル、バンパー、ドアミラー、ドアハンドル、スペアタイヤカバーなど、エクステリアの随所にブラック塗装を施し、独特のモダンな雰囲気を放ちます。
また、フューエルリッドにはシリアルナンバーを示すバッジを装着され、限定車であることが強調されます。
パワートレインには、最高出力270馬力・最大トルク380Nmを発揮する4.0リッターV型6気筒エンジンを搭載。これに組み合わせるトランスミッションは5速ATです。
また、アクティブトラクションコントロール(A-TRAC)やクロールコントロール、電子制御式ロッキングリアディファレンシャル、オフスイッチ付き車両安定制御(VSC)など、ドライバーをサポートする機能も充実しています。
価格は、17万4900UAEディルハイム(約627万円)です。
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FJクルーザー ファイナル・エディションについて、アブドゥル・ラティフ・ジャミール・モーターズのトヨタ・マーケティング・オペレーション・マネージング・ディレクターであるマジン・ガジ・ジャミール氏は次のようにコメントしています。
「FJクルーザーは、クラシックな『FJ40』の現代的な後継モデルであり、多用途性と幅広いカスタマイズ性を併せ持つ特別な存在です。『ファイナルエディション』の発売は、このレガシーを称えるにふさわしい見送りとなるでしょう」
また、トヨタ自動車株式会社 中東・中央アジア駐在員事務所の代表を務める藤田 圭氏も以下のようにコメントしていました。
「FJクルーザーは生産終了となりますが、そのオフロード性能は、『ランドクルーザー』や『フォーチュナーGR Sport Variant』、『ランドクルーザー プラド』など、他の冒険好きなトヨタ車とともに生き続けます」
北米で2006年に登場してから17年と長い間存在していたFJクルーザーも、いよいよその歴史に幕をおろしそうです。
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