スバル初! プログラム更新で「レヴォーグ STIスポーツ」の走りが進化する!「e-Tune」発売の狙いとは?
スバルは「SUBARU Active Damper e-Tune」の販売を開始しました。「レヴォーグ STIスポーツ」向けのソフトウェアアップデートプログラムですが、一体どのようなものなのでしょうか。
約4万円で購入後もクルマが進化する!
スバルは2023年4月25日、「レヴォーグ STIスポーツ」向けに「SUBARU Active Damper e-Tune」の販売を開始しました。
スバル初の電制ダンパー制御プログラムのアップデートサービスとなるe-Tuneは、新車購入後にクルマをさらに進化させて新たな楽しさを味わい、オーナーが末永く自分のクルマの価値を見出すことを目的としているといいます。
レヴォーグ STIスポーツにはもともと「ドライブモードセレクト」という機能が備わっており、パワーユニット、ステアリング、サスペンション、AWD、アイサイト、エアコンの特性を5つのドライブモードから選べます。
そのなかでもサスペンションは電制ダンパーにより「コンフォート」「ノーマル」「スポーツ」の3つの特性に切り替えることができるのですが、e-Tuneでは「コンフォート」と「スポーツ」の減衰力特性を調整することで、さらなる乗り味の変化を楽しめるというわけです。
5つのドライブモードセレクトのなかから「コンフォート」または「スポーツ+」にセットしたとき、e-Tuneでアップデートしたサスペンションは、コンフォート側は付き上げ感を極力おさえるのに対し、スポーツ側はより硬めの設定でロール量を抑え、地を這うようなシャープなコーナリングを実現するといいます。
普段は同乗者にやさしく、ゆったりと運転して、その一方でここぞというときは思いっきり走りを楽しみたいというユーザーに適したソフトウェアアップデートプログラムになっています。
なお、e-Tune施工前後でインフォメーションパネル内の表示に変更はなく、ソフトウェアのみが置き替わるということです。
加えてe-Tuneを施工した車両には専用エンブレムが装着されます。
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2020年にデビューした現行レヴォーグの累計販売台数は5万2396台にのぼり(2023年2月末時点)、月間の平均販売台数は1690台(月販計画台数は1550台)と、「インプレッサ」「フォレスター」とともにスバルの主力モデルとなっています。
このうち、電制ダンパーを搭載するSTIスポーツ系グレードの割合は57%と、走りにこだわるレヴォーグユーザーが多いことがわかります。なお、スバルでは10%程度のオーナーがe-Tuneを施工することを目標としているといいます。
e-Tuneを施工できるのはスバル特約店のみ。作業時間はアップデート作業や付帯作業で30分程度かかる見込みです。
価格(消費税込)は3万3880円。これに工賃が加わり(特約店によって金額は異なる)、総額4万円程度で販売されることが想定されます。
まずはA型/B型のレヴォーグ STIスポーツが施工可能となり、バージョンアップ方式が異なるC型については2023年夏頃に発売予定です。
アップデート後に再び標準仕様に戻すことも可能なほか、その後e-Tuneに再度アップデートすることもできます。ただし、その都度作業工賃が必要となります。
気になるのは、同じく電制ダンパーを搭載する「WRX S4 STIスポーツ」への展開ですが、これについては現時点では決まっていないものの、ユーザーの期待に沿えるように検討していくとのことです。
ハンバを開始しました。と記載されていたので、ディラーに確認した所、4月25日販売開始予定で、現段階では施工予約も受付できないと回答がありました。