クネクネ山道を「4503mトンネル」で突破! 国道401号「博士峠工区」2023年度開通へ
福島県の会津若松市と昭和村を結ぶ国道401号の「博士峠工区」が、2023年度に開通する予定です。
冬期通行止めを解消
福島県の会津美里町と昭和村にまたがる博士峠で、国道401号の長いトンネルバイパスの建設工事が進んでいます。
国道401号は福島県の会津若松市を起点とし、会津美里町、昭和村、南会津町、桧枝岐村、群馬県片品村を経由して沼田市に至る路線です。途中の福島・群馬県境にまたがる尾瀬の区間は分断されています。
この国道401号は会津若松市と昭和村を結ぶ唯一の路線ですが、その途中にある博士峠付近は道幅が狭かったり、急カーブや最大12%の急勾配があったりと、クルマで走りにくい山道が続きます。また、冬期は通行止めとなるため、特に昭和村から会津若松市への救急搬送時は大きな迂回を強いられる状況です。
博士峠では、これらの課題を解消するため2013年度からバイパスや道路改良の事業が進んでいます。
この「国道401号博士峠工区」の事業区間は、山道の現道を一気に通過するトンネル4503mと、現道を走りやすく改良する2.4kmを合わせた約7.5kmです。
トンネルは、工期短縮のため掘削が同時に進められました。途中、昭和村側での湧水発生により遅れましたが、現在は本体工事が完了し、設備工事などが進められています。
道路は、車道2車線、設計速度40km/h、幅員8m(トンネル部区間7m)で整備されます。開通は2023年度の予定です。
撮影位置が高いせいか、何か狭く感じますね。
自動車専用道路なのでしょうか?。道路の設計時に冬は除雪しないので歩道は埋まりっぱなし。歩行者も自転車も通れないというトンネルや国道もあります。そもそも冬は歩行者も自転車も居ないんですけど、国管理の一桁国道ですら歩行者の通行を考慮していないところもあります。
かと思えば、幅4m以上のかなり広い歩行者・自転車が通れる部分を用意している国道も。こういう道路の設計時に自動車専用道路ではない国道なのに歩行者や自転車の通行を考えてないとなると、車で通る時に車道に自転車や歩行者が居たりしてビックリするときがあるんですよね。
作る時に想定して居ないのか、予算がなかったのか、たった1mすらも広くすることが出来なかったのかと思うこともあります。
会津美里町側では新宮川ダム湖の下に松坂地区が沈んでいるのもあり、十数キロメートルに亘って集落が無いため、横断面にあるように左右0.75 mずつ歩道を設けるに留めているのではないでしょうか