阪神の大動脈「19日間連続通行止め」 阪神高速3号神戸線の一部区間、5月から改修
阪神高速3号神戸線で、2023年5月から6月にかけて終日通行止めを伴うリニューアル工事が計画されています。
京橋~摩耶間が通行止め
阪神高速が2023年の5月から6月にかけて、大阪と神戸を結ぶ動脈の3号神戸線で終日通行止めを伴うリニューアル工事を計画しています。3月28日、この工事の詳しい日程が発表されました。
通行止めは、5月19日朝4時から6月7日朝6時までの19日間にわたり、3号神戸線(上下線)の京橋~摩耶間約4.2kmで実施されます。京橋PAも閉鎖されます。
期間中は、朝から夕方にかけて高速の摩耶や京橋の出口や、国道2号をはじめとする周辺一般道で渋滞が予測されています。
阪神高速は、高速と並走する鉄道の利用や、高速を走る場合でも混雑する日中を避けた利用などを検討するよう呼び掛けています。
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3号神戸線の京橋~摩耶間は1968年の開通から50年以上が経過し、コンクリート床版などの損傷が進行中。また、前回(2010年)の大規模補修から10年以上が経過し、舗装や橋梁継ぎ目の伸縮継手(ジョイント)の損傷も顕在化しているといいます。
特に、一部のコンクリート床版は砂利化により薄くなるなど重大な損傷が進んでおり、表面から補修しても損傷が繰り返し発生する状況です。損傷がさらに進展すると、路面陥没などの致命的な損傷につながる恐れがあるため、抜本的な対策が必要といいます。
工事は、通行止め区間のうち2か所で著しく損傷したコンクリート床版を取り替えます。
また、鋼床版を採用している区間では、既設のアスファルト舗装を剛性の高い鋼繊維補強コンクリート(SFRC:Steel Fiber Reinforced Concrete)に置き換え、長期の耐久性を確保します。
このほか、伸縮継手の削減や、舗装・伸縮継手の全面的な補修、照明のLED化、案内標識の改善なども計画されています。
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