10日は関東平野部も積雪か 「外出自粛や日程変更を」高速道路各社が警戒呼び掛け “要注意”の車タイプとは

南岸低気圧の影響により、関東は平野部でも雪の予報が出ています。高速道路各社はこれを受けて警戒を呼び掛けています。

都内のクルマも雪への備えを

 2023年2月10日の明け方から夜にかけて、本州南岸を通過する低気圧などの影響で、関東平野部で降雪が予想されており、寒気の強さによっては積雪となる可能性もあります。

 これを受け、高速道路各社は冬用タイヤの装着や日程調整を呼び掛けるなど、注意を促しています。

降雪に見舞われた圏央道の鶴ヶ島JCT付近(画像:NEXCO東日本)
降雪に見舞われた圏央道の鶴ヶ島JCT付近(画像:NEXCO東日本)

 NEXCO中日本は、東名高速の東京IC~清水IC間や中央道の高井戸IC~中津川IC間など、交通量の多い大動脈を含む多くの路線と区間で降雪が予想されていることから、やむを得ず高速道路を利用する際は、冬用タイヤの装着とタイヤチェーンを携行するよう要請しています。

 また、高速道路では自力で走れない車両が一台でも発生すると長時間の渋滞や通行止めにつながる可能性があることから、不要不急の外出は控えるとともに利用日の変更を検討するよう呼び掛けています。

 関越道や東北道、常磐道などを管理するNEXCO東日本関東支社も同様の注意喚起を行っています。

 冬用タイヤは「スタッドレス」の表記(国内表記)やスノーフレークマーク(国際表記)があるものを全車輪に装着するとともに、タイヤチェーンは駆動輪に装着する必要があります。

 また、一軸駆動車、連結車、空荷状態の車両、年式の古い車両は、積雪路などで特に立ち往生が発生しやすい傾向があるため、注意が必要といいます。

 首都高速も10日の降雪を前に警戒を呼び掛けています。

 積雪のリスクが高まる場合は、予防的に通行止めを行う可能性があり、さらに、通行止めを実施していなくても入口を閉鎖することがあるといいます。

※ ※ ※

 なお、高速道路、一般道ともに、積雪・凍結路をノーマルタイヤで走ることは道路交通法違反となります。

 各社は、雪の状況にあわせて速度規制や冬用タイヤ規制、通行止め規制などを実施する可能性があることから、やむを得ず高速道路を利用する際は、最新の気象情報と道路情報を随時確認するよう呼び掛けています。

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