なぜ強く「オススメ」される!? 新車の定期点検「メンテナンスパック」頼むべき? 入っておいて損はない「理由」とは

新車の商談をする際、見積もりに含まれることが多い項目として「メンテナンスパック」が挙げられます。購入後3年もしくは5年の期間で、点検や整備費用、指定の消耗品交換などを丸ごと一括で支払うプランですが、これは果たしてお得なのでしょうか。

メーカー保証の対象外となる「リスク」を避ける効果も

 走行距離が少ないユーザーに対しても配慮があるケースがあります。これが3つめのメリットです。

法定検査や無料点検の際のメンテナンスは、走行距離に応じた柔軟な対応が求められます[画像はイメージです]
法定検査や無料点検の際のメンテナンスは、走行距離に応じた柔軟な対応が求められます[画像はイメージです]

 半年もしくは5000kmごとにオイル交換することが推奨されている場合でも、例えば半年で1000km程度しか走行していないと、オイル交換やフィルター交換の頻度が過剰となってしまうこともあります。

 そのような場合には、交換をパスして、その分の費用を車検の費用に充当できるというプラン設定をしているディーラーもあるのです。

 走行距離が少ないからメンテナンスパックに入らないと考えている場合、そのような設定の有無をディーラーに確認すると良いでしょう。

 4つめは、メーカー保証の対象外となるリスクを避けられるというメリットです。

 メーカー保証の対象外となる項目として、メーカー指定部品以外を使用したことに起因する不具合と、保証書に明記されている場合があります。

 そのため、メーカー指定以外のオイルやフィルターなどに交換したことによって不具合が発生したという理由で、メーカー保証が受けられなくなる場合が考えられます。

 もしメンテナンス時に社外品パーツやオイルを使う場合にも、メーカー指定のグレードなどになっているか注意が必要となります。

 また、追加で加入できる延長保証を受けるための条件として、メーカー指定のディーラーなどで車検整備を受けることを指定する項目がある場合があります。

 この場合、より安価な社外品ではなく、メーカー純正のオイルにしか交換できないため、結果としてメンテナンスパックを利用した方が、長い目で見てトータルコストを抑えられるという場合もあるのです。

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