「かずら橋への道」改善 祖谷渓沿いの徳島県道山城東祖谷山線でトンネル開通! 落石箇所も回避
徳島県道32号山城東祖谷山線の京田工区が完成を迎えます。京田トンネルが開通し、所要時間は8分短縮される見込みです。
京田トンネルが開通し京田工区が完成
徳島県は2023年1月20日、三好市で整備を進めてきた県道32号山城東祖谷山線の京田工区が、3月18日に完成すると発表しました。
県道32号山城東祖谷山線は、三好市の山城町下川から東祖谷新居屋に至る延長約30kmの道路です。
祖谷川沿いの急峻な山中を進み、国道32号と国道439号を南北に結びます。祖谷渓の小便小僧やひの字渓谷、祖谷のかずら橋などといった観光スポットへのアクセスルートとしても使われています。
今回完成するのは、そのうちの三好市池田町大利京田にある京田工区です。
この区間は祖谷川の蛇行に合わせて道も大きく「ひ」の形のような遠回りのカーブを描いています。道幅は最小3.5mと狭く、4か所の落石危険箇所もあり、実際に2019年には観光バスへの落石事故が発生しています。
京田工区はここを長さ276mの京田トンネルでショートカットするものです。トンネルを含む延長355mのバイパスの開通により、道のりは現道の1320mから1kmほど短縮。道幅は倍の7mに広がり、所要時間も現道経由から8分短縮されます。
また、クルマ同士のすれ違い困難箇所や落石危険箇所も解消。救急搬送時間の短縮や観光スポットへのアクセス性向上なども期待されるということです。
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