「名阪国道針IC~宇陀」の道が改善! 国道369号香酔峠、2月に改良が完成

国道369号の香酔峠工区事業が完成を迎えます。これにより走行性と安全性が向上するといいます。

登坂車線が延伸

 奈良県は2023年1月17日、国道369号の「香酔(こうずい)峠工区」が2月4日完成供用となると発表しました。

国道369号香酔峠工区の今回開通区間(画像:奈良県)
国道369号香酔峠工区の今回開通区間(画像:奈良県)

 国道369号は、奈良市から三重県松阪市に至る全長約128kmの道路です。

 そのうち香酔峠は奈良市と宇陀市の境に位置し、国道25号名阪国道の針ICと宇陀市街を南北に結ぶルートの経由地になっています。

 しかし峠の区間は急勾配が続き、見通しの悪い急カーブもあるため、大型車の速度低下や積雪時の立ち往生が発生するなど、円滑で安全な通行に支障をきたしている状況といいます。

 そこで940mの区間を対象に改良が進められ、そのうち北側の480mは2018年3月に登坂車線が設置されました。

 今回は南側の残り360mが完成を迎えます。道路は標準幅員が10.5mに広がり登坂車線が延伸。さらに一部を新規区間に変えてカーブが緩くなります。

 これにより、通行車両の走行性と交通安全性の向上が図られるということです。

【画像】国道369号「香酔峠」の地図と改良概要を見る(10枚)

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