福島の「南部軸」が改善! 国道289号「渡瀬バイパス」3月に全線開通 山中の7.4km区間が走行性アップ!
国道289号の渡瀬バイパスが全線開通します。
残りの3.4kmが開通へ
福島県の中通りと浜通りを結ぶ国道289号で、渡瀬バイパスが2023年3月4日14時に全線開通します。
国道289号は、新潟市中央区から福島県白河市を経て同県いわき市に至る総延長275kmの道路です。
本州を横切るように東西を結んでおり、福島県では県の基幹的な道路のうち南部軸を担う重要な路線と位置付けています。
その国道289号のうち、渡瀬バイパスは福島県鮫川村の大字渡瀬から青生野までを結ぶ延長7.4kmの道路です。
ここの現道は、渡瀬川に沿って走る山道で道幅が狭く急カーブも続くため、大型車同士がすれ違えない箇所が多く存在。
また、地形が急峻で落石などの危険箇所も多く、大雨で累計雨量100mmを超えた場合は通行止めになるなど、災害のリスクもはらんでいます。
そのため、2010年度からバイパス整備が進められており、これまでに4.0kmが開通。今回は最後まで残っていた3.4kmの区間が開通を迎えます。
福島県土木部は、バイパス整備により車道幅員は6mが確保され、線形も緩やかになるため、安全性や走行性が向上。広域的な連携・交流や通行確保が図られるものと期待されるとしています。
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