日産 新型ミニバン「セレナ」全面刷新! 新「e-POWER」だけじゃない「やっぱりいいね!」なポイントとは【試乗】

最先端のADAS「プロパイロット2.0」の動作も滑らか!

 また新型セレナでは、従来のADAS(先進運転支援システム)「プロパイロット」をバージョンアップさせ、ハンズフリー走行も可能な「プロパイロット2.0」が標準装備される最上級グレード「e-POWER LUXION(ルキシオン)」を出しています。

 こちらもまたラックモーター式の電動パワステが功を奏していて、従来モデルよりも遥かに滑らかなライントレースが出来るようになりました。

日産 新型「セレナ」の仕上がりには辛口評論家 国沢光宏氏も「太鼓判」!
日産 新型「セレナ」の仕上がりには辛口評論家 国沢光宏氏も「太鼓判」!

 プロパイロット2.0には、居眠りや疾病などを監視するためのドライバーカメラが組み合わされているため、万が一のドライバーの非常事態にも、自動的に車線内をキープしたまま自動停止するという安全システムも組み合わされています。

 新型セレナ e-POWER最上級グレードの消費税込み価格、479万8200円は、このカテゴリーでもっとも高い車両価格になりますが、休日ドライブの帰りに出くわす渋滞で、その威力を存分に発揮することでしょう。

※ ※ ※

 新型セレナでは、e-POWERのほかにも、150馬力の2リッターエンジン車もラインアップしています。

 e-POWERとの価格差は、売れ筋の「ハイウェイスターV」で比較すると41万6900円となります。

 乗り比べてみると、e-POWERより圧倒的に賑やかに感じられます。

 実用燃費はe-POWERの60%くらいだというし、数年後に乗り換え得る時のリセールバリューで30万円以上安くなることは間違いありません。

 燃費の差で浮くランニングコストなどを考えたら、新型セレナのガソリンエンジン車はあまり推奨出来ません。

 新型セレナを買うなら、e-POWERをオススメしておきます。

【画像】6年ぶりのフルモデルチェンジでどこが変わった!? 新型「セレナ」を写真で見る(60枚)

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Writer: 国沢光宏

Yahooで検索すると最初に出てくる自動車評論家。新車レポートから上手な維持管理の方法まで、自動車関連を全てカバー。ベストカー、カートップ、エンジンなど自動車雑誌への寄稿や、ネットメディアを中心に活動をしている。2010年タイ国ラリー選手権シリーズチャンピオン。

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