エンジンオイルの交換「上抜き」「下抜き」どっちが良い?「上/下」抜き方 適した方法の見極め方

「上抜き」「下抜き」どっちが正解?

 では、エンジンオイルを抜く際、上抜きと下抜きどちらのほうが正しいのでしょうか。

 都内で自動車整備をおこなう整備士は、以下のように話します。

「一般的には、オイル交換のみの場合は上抜き、オイルフィルター交換が必要な場合は下抜きが良いとされていますが、上抜きでも下抜きでも問題はありません。

 どちらもエンジンオイルの交換方法として間違っておらず、それぞれのメリットやデメリットを考えて、より良いほうを選んでください。

 ちなみに、私の整備工場では上抜きと下抜きをお客さまに指定していただくことができます」

エンジンオイルの交換作業
エンジンオイルの交換作業

 エンジンオイルの交換は上抜きでも下抜きでもどちらも正しい方法ということですが、クルマによってはそもそも上抜きができないことがあったり、下抜きより上抜きのほうが効率的なケースなどがあります。

 上抜きと下抜きとで、作業工賃はほとんど変わりません。ただし、下抜きの場合、ドレンボルトのワッシャーの交換費用が加算されることがあります。

 多くのクルマは上抜きが適していますが、なかには下抜きが適しているクルマもあります。

 どちらが適しているか確認するためには、上抜きでエンジンオイルを抜き取った後、クルマを水平にジャッキアップしてドレンボルトを外します。

 外したドレンボルトから古いエンジンオイルが流れてこなければ上抜きが適していて、外したドレンボルトから古いエンジンオイルが流れてくるのならば、下抜きが適しているということです。

 なお、エンジンオイルが数滴垂れてくるほどであれば、上抜きで問題ありません。

 ほとんどのクルマは、上抜きでも下抜きでもどちらでも問題ありません。大切なのは、パーツを傷つけず、きちんとエンジンオイルを抜き切ることです。

※ ※ ※

 エンジンオイルの交換は、走行距離5000kmごと、あるいは半年ごとにおこなうことが推奨されています。

 また、シビアな条件で走行しているクルマやターボエンジンを搭載するクルマの場合、走行距離2500kmごと、あるいは3か月ごとの交換が適しています。

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Writer: Peacock Blue K.K.

東京・渋谷を拠点とするオンライン・ニュース・エージェンシー。インターネット・ユーザーの興味関心をひくライトな記事を中心に、独自の取材ネットワークを活用した新車スクープ記事、ビジネスコラム、海外現地取材記事など、年間約5000本のコンテンツを配信中。2017年創業。

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