タイヤとホイール、デザイン一体化時代へ? グッドイヤー、コンセプトタイヤ開発
グッドイヤーが、レクサスのコンセプト・カー専用タイヤを開発しました。特にその、ホイールとタイヤが一体化したデザインが特徴的です。両者をひとつのものとして考えるムーブメントが来るのかもしれません。
タイヤとホイールが一体化? 特徴的なそのデザイン
2016年10月3日(月)、グッドイヤーは「パリモーターショー」にて発表された新型「レクサス UX コンセプト・カー」専用の、コンセプト・タイヤを開発したと発表しました。
このタイヤ、特徴的なのはそのトレッド・パターンと、そしてリムのスポークがタイヤのサイドウォールにつながったような見た目の、まるでリムとタイヤが一体化したかのようなデザインです。これは「アーバン・クロスオーバーのイメージを表現」しているといいます。
ほか、走行時に発生する音が低減される「サウンド・コンフォート・テクノロジー」や、タイヤに埋め込まれたチップがタイヤ圧や内部温度などを車載コンピュータに送ることでコーナリング時やブレーキ時の走行安定性向上を図る「チップ・イン・タイヤ・テクノロジー」、さらにはパンク時に空気圧が完全に失われた状態でも強化サイドウォールが車両重量を支え、最高で80km/hの走行が可能な「ランオンフラット・テクノロジー」などが採用されました。
「グッドイヤーが消費者の皆様にご用意しているポートフォリオを駆使して必要なテクノロジーを構築し、(レクサスの)ご要望にお応えすることができました」(欧州中東アフリカ地域・新車装着タイヤ担当ゼネラル・ディレクター David Anckaertさん)
グッドイヤーは「レクサスのコンセプト・カーにグッドイヤーの特別製タイヤが装着された姿は、両社の協力関係を象徴しています」と述べています。
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提供:乗りものニュース