最新「“2人乗り”スポーツカー」まもなく生産終了! 全長4.5m“軽量ボディ”に純ガソリンの「V8ツインターボ」搭載! 空力を追求したデザインがカッコイイ! 新車で買えなくなるマクラーレン「750S」に注目!
2026年6月末をもって日本市場向け生産終了を迎えるマクラーレン「750S」。軽量なカーボンボディに4リッターV8ツインターボを搭載する2人乗りスーパースポーツです。電動化へ進む時代のなか、最後まで進化を続けたV8モデルの魅力を振り返ります。
V8モデルがまもなく終幕へ
2026年6月末、マクラーレンのV8モデル「750S」と「GTS」が、日本市場において大きな転換点を迎えます。
2025年末、マクラーレン・オートモーティブは道路運送車両法の保安基準改正への対応に伴い、日本市場向けの750SおよびGTSの生産を2026年6月末で終了すると発表しました。
電動化が加速する現在、長年ブランドを支えてきたV8モデルは、日本市場における新車販売の歴史に一区切りをつけることになります。
近年の自動車業界では、環境規制の強化やカーボンニュートラル実現に向けた取り組みを背景に、電動化が急速に進んでいます。
かつては大排気量エンジンこそが高性能車の象徴でしたが、現在ではモーターを組み合わせることで、より高いパフォーマンスと環境性能を両立する時代へと変化しています。
スーパーカー市場も例外ではありません。瞬時に最大トルクを発生するモーターは加速性能との相性が良く、多くのメーカーがハイブリッド化やEV化を推進しています。
フェラーリやランボルギーニをはじめとする各ブランドが電動化を進めるなか、マクラーレンもまた次世代への移行を着実に進めてきました。

マクラーレンが電動化技術を本格的に導入したのは2013年です。同年に登場したハイパーカー「P1」は、3.8リッターV8ツインターボエンジンと電気モーターを組み合わせたプラグインハイブリッドシステムを採用。
システム総出力916PSを発生し、当時のハイパーカー市場において最先端の存在として高い評価を獲得しました。
P1で培われた技術は、その後のモデル開発にも活用されていきます。そして2021年には、量産シリーズ初のハイブリッドモデルとなる「Artura(アルトゥーラ)」が登場しました。
新開発の3リッターV6ツインターボエンジンとモーターを組み合わせたプラグインハイブリッドシステムを搭載し、電動化時代の新たな主力モデルとしてデビューしました。
現在のマクラーレンは、内燃機関の魅力を残しながら電動化を進める戦略を採用しています。
そのなかで750Sは、伝統的なV8ツインターボエンジンを搭載する純粋なスーパースポーツとして特別な存在となっています。
750Sは2023年に発表されたマクラーレンの主力スーパースポーツモデルです。先代「720S」をベースとしながら約30%のコンポーネントを刷新し、パフォーマンスや快適性、操作性を大幅に向上させた進化モデルとして誕生しました。
ボディサイズは全長4569mm×全幅1930mm×全高1196mm、ホイールベース2670mmです。
乗車定員は2人で、カーボンファイバー製モノコックシャシー「モノケージII」を採用。特にクーペモデルである750Sの乾燥重量は1277kgという軽さを実現しています。
エクステリアは一目でマクラーレンと分かる流麗なシルエットを継承しながら、空力性能をさらに高める改良が施されました。
新設計のフロントバンパーや拡大されたエアインテーク、大型化されたアクティブリアウイングなどにより、高速域での安定性とダウンフォース性能を向上させています。
オープンモデルの750Sスパイダーには電動格納式リトラクタブルハードトップが採用され、約11秒で開閉が可能です。
オープンエアドライブならではの開放感と、クーペに匹敵する高いボディ剛性を両立しています。
インテリアはドライバー中心の設計が特徴です。新世代デジタルインストルメントクラスターを採用し、走行モードの切り替えスイッチをメーターパネル周辺に配置。サーキット走行時でも視線移動を最小限に抑えられる設計となっています。
また、Apple CarPlayへの対応や改良されたインフォテインメントシステムによって日常的な使い勝手も向上しました。
パワートレインには4リッターV8ツインターボエンジンを搭載します。最高出力750PS、最大トルク800Nmを発生し、7速シームレスシフトギアボックス(SSG)を組み合わせます。
0-100km/h加速は2.8秒、0-200km/h加速は7.2秒、最高速度は332km/hに達し、現代のスーパースポーツカーとして第一線級の性能を誇ります。
日本市場導入時のメーカー希望小売価格(消費税込み)は、750Sが3930万円、750Sスパイダーが4300万円でした。
高度なカーボンファイバー技術と卓越した運動性能を考えれば、マクラーレンのフラッグシップスポーツとして十分な価値を持つモデルといえるでしょう。
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2013年のP1から始まったマクラーレンの電動化への挑戦は、Arturaの登場によって本格的な量産フェーズへと移行しました。
その一方で、750Sは4リッターV8ツインターボエンジンが持つ魅力を最後まで磨き上げたモデルとして存在感を放ち続けました。
2026年6月末、日本市場向け生産終了という節目を迎える750SとGTSですが、その価値は決して色あせるものではありません。
むしろ電動化が進む現在だからこそ、軽量な車体とV8ツインターボエンジンが生み出す純粋なドライビングプレジャーは、より特別なものとして再評価されることでしょう。
750Sと750Sスパイダーは、マクラーレンのV8時代を象徴する集大成として、今後も多くのファンの記憶に刻まれる存在となりそうです。
Writer: くるまのニュース編集部
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