もう「タイヤ交換」するべき? 「雪が降ってからでは遅い!」 夏から冬に衣替えはいつが適切なのか
すり減ったタイヤを装備すると道交法違反に?
タイヤ表面には溝が刻まれていますが、当然のことながら使うたびにすり減っていきます。
新品時から50%まで溝が浅くなるとグリップ機能が低下し、運転していてもクルマを制御しづらくなり、残りが4ミリ以下になったらタイヤの寿命といわれています。
また、冬タイヤは新品から溝が50%減った時点で性能は大きく低下してしまいます。
さらに夏タイヤ・冬タイヤ問わず、タイヤは残り溝が1.6ミリになるとスリップサインと呼ばれるマークが溝の奥から現れ、これがタイヤの交換時期を見分けるポイントとなります。
スリップサインはタイヤ全周の数ヶ所に設けられていますが、1か所でもサインが出たタイヤを使い続けると制動装置等の整備不良とみなされ、道路交通違反となるので注意が必要です。
道路交通法第62条には、以下のように定められています。
「車両等の使用者その他車両の装備の整備について責任を有する者または運転者は、その装置が道路運送車両法第3章もしくはこれに基づく命令の規定または軌道法第14条もしくはっこれに基づく命令の規定に定めるところに適合しないため交通の危険を生じさせ、または他人に迷惑を及ぼすおそれがある車両等を運転させ、または運転してはならない」
整備不良として取り締まりを受けた場合、3か月以下の懲役または5万円以下の罰金、さらに違反点数は2点となります。

冬用タイヤであるスタッドレスタイヤは、雪や氷に覆われた路面をグリップするために夏用タイヤよりも細かな切れ込みが入っています。
そのため、ブリヂストンでは、スタッドレスタイヤの場合は、スリップサインを待たず、溝の深さが新品の50%以下にまで減った時点での交換が推奨されています。
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一方で、前出の担当者によると冬用タイヤから夏用タイヤへの交換は「3月から5月の春頃を推奨している」といいます。
安全運転のためにも、タイヤの交換時期を見分け、定期的にタイヤの整備や交換を行うように心がける必要があります。
Writer: Peacock Blue K.K.
東京・渋谷を拠点とするオンライン・ニュース・エージェンシー。インターネット・ユーザーの興味関心をひくライトな記事を中心に、独自の取材ネットワークを活用した新車スクープ記事、ビジネスコラム、海外現地取材記事など、年間約5000本のコンテンツを配信中。2017年創業。
















