もう「タイヤ交換」するべき? 「雪が降ってからでは遅い!」 夏から冬に衣替えはいつが適切なのか
年末に近づくと地域によっては降雪予報が出始めます。その際、降雪になれている地域であれば早めのタイヤ交換が定着していますが、年に数回しか降雪しない地域であれば冬タイヤへの交換タイミングが分かりづらいものです。では、夏タイヤから冬タイヤに交換する適切な時期とはいつが良いのでしょうか。
夏用から冬用へ交換するベストタイミングは?
クルマのタイヤは、路面状況に応じて適切な種類を選ぶ必要があり、一般的に「夏タイヤ」「冬タイヤ」と分けられています。
ではそれらのタイヤを履き替えるベストなタイミングとはいつなのでしょうか。
毎年のように降雪する地域であれば早めのタイヤ交換が定着していますが、年に数回しか降雪しないような地域では、いざ降雪予報が出てから慌てて交換する人も少なくありません。
実際にカー用品店などでは、早めの準備として9月から10月には冬用タイヤを店頭に並べている場所もあります。
タイヤ交換の時期について、タイヤ販売店の担当者は次のように話しています。
「冬タイヤへの切り替え時期は、地域により異なります。
降雪地域では、早くて8月、9月に交換するのがよく、あまり降雪しない地域でも11月中には交換していただくことを推奨しています。
理由としては、冬タイヤを新品で利用する場合ある程度の慣らし運転が必要なことや、雪が降りはじめる頃になるとスタッドレスタイヤを購入する人が増えて品薄になる場合もあり、愛車のタイヤサイズが在庫されていない可能性もあります。
また、タイヤ販売店では少し前に購入することによって、通常よりもお得に買い換えることができることもあり、総合的に早めのタイヤ交換がおすすめです」
またユーザーのなかには「早めに冬タイヤに交換することでの摩耗」を気にする声も見受けられますが、実際はどうなのでしょうか。前述の担当者は次のように話しています。
「前述の慣らしにも関わりますが、新品の場合であれば俗に『皮むき』といわれる行為をしたほうが良いです。
皮むきとは、新品時の状態から表面のゴムを削ることで本来の性能を発揮させることを指します。
また早めに交換してドライ路面を走ることでタイヤの摩耗を気にされる人がいますが、最近の冬タイヤは耐摩耗性も向上していることもあり、そのあたりは気にしないでも問題ありません。
逆に摩耗を気にして交換しないまま突然の降雪に見舞われるほうが結果として大変になると思います」
流石に雪国で8~9月に交換する人は居ないでしょ。逆に摩擦力が強すぎて高速道路などではタイヤが熱を持って危ないのでは?。偏摩耗してしまいますよ。
豪雪地帯の自分でも早くて10月下旬。遅くとも11月中旬が適期で、新品タイヤだとしてもそれより10日早めるくらいで皮むきは十分です。
基本的に、近くの高い山に初冠雪したってニュースが目安ですよ。このニュースがあると、いつ降っても不思議はないということです。そのニュースの翌週くらいまでに履き替えて、新品なら300~400km程度のちょっと遠出のドライブをすれば1日で皮は剥けます。
あと、寒い冬はエンジンを労るためにオイル交換、オイルエレメントの交換をした方が良いでしょう。自分は0W-20を入れています。
ウインドウウォッシャー液もそろそろ冬用に変えたほうが良いでしょうね。日本海側の海沿いならともかく、山間部(花輪SA~安代JC~滝沢IC付近)は-30℃対応でも3倍希釈だと一瞬で凍るので、原液そのままか多くて2倍希釈までです。
あと、タイヤハウス内に雪が溜まりやすい車は、内側にシリコンスプレーを振っておくと雪離れが良いです。
その通りだと思います!
降雪地域で早くて8月って···
年間走行距離が都内の人みたく極端に少ない場合は早目に交換するって考えても良いかもしれませんが、一般ユーザーに向けて発信する情報としては間違いだと思います。
夏タイヤの優位性や安全面を考えても8月9月の交換は絶対にオススメしません。