海外の「激安タイヤ」侮れない!? 信用できる「お墨付きタイヤ」とは 売れ行き好調な「海外タイヤメーカー」事情
海外ブランドの「格安タイヤ」市場が拡大中です。モータースポーツ参戦経験も豊富なジャーナリストが、2022年のタイヤ事情とタイヤ選びの極意についてレポートします。
海外ブランド製格安タイヤを選ぶなら「お墨付き」を!
今年2022年に入って、ますます海外ブランド製格安タイヤの売れ行きが伸び始めているようです。
今までも地道に売れていましたが、最近は相当のクルマ好きまでこうしたコスト重視のタイヤ選びをしている状況だといいます。
![本格的な冬シーズン到来を前に新たなタイヤへの交換を検討するユーザーも多いはず[画像は雪上での走行イメージ]](https://kuruma-news.jp/wp-content/uploads/2023/10/20221024_Studless_Tire_image_000.jpg?v=1666600215)
実際、カー用品店に行くと馴染みの無いブランドが増えましたし、ネット通販でサイズの指定をすると、驚くほど安価なタイヤセットに出会うことができます。
大手ブランドの半額というケースすら珍しくなく、1本分で2本買えてしまうのですから驚きます。
海外ブランド製格安タイヤはなぜ増えたのでしょう。
新興タイヤの黎明期には、日本ブランド1本分の予算で4本買えるような「安さ」だけを前面に打ち出した馴染みの無い中国ブランドが格安商品の主力でしたが、怪しいと疑って売れませんでした。
タイヤは命を預ける存在です。実際、高速道路でバーストするようなケースもあったと聞きます。
そんなことから、ただ安いだけのタイヤでは、もはや日本で流通しなくなってきているようです。
では現在入手出来る格安タイヤは、信用出来るのでしょうか。
日本で販売しているタイヤは、通販であっても国際規格に適合しており、タイヤを見るとDOTやETRTOといった基準が明記されています。
また、必ず「工場コード」というのが記載されています。例えばトーヨータイヤで「N3」とあれば「桑名工場製」といった具合です。
つまり国際規格をクリアしてあり、なおかつ工場コードが明確な「お墨付き」タイヤなら、一定の品質は保証されているとみてよいでしょう。

















