トヨタ新型「シエンタ」高速道で燃費リッター30km超!? 最新小型ミニバンの実燃費を徹底調査!
2022年8月に発売されたトヨタ新型「シエンタ」。ハイブリッド仕様の実燃費を調査すべく、高速道路やワインディング、一般道でテストしてみました。
新開発のエンジンと高効率なハイブリッドシステムを搭載
トヨタのコンパクトミニバン「シエンタ」が2022年8月にフルモデルチェンジし、3代目となる新型モデルが登場しました。
新型に刷新されてもボディサイズはほぼ先代型と同サイズで、搭載されるエンジンも1.5リッターのガソリンとハイブリッドというラインナップに変わりはありません。
ただしエンジンは新開発の3気筒エンジンとなり、ハイブリッドシステムも最新型へと進化。またプラットフォームもTNGAに基づいたものに一新されたことでクルマとしてのポテンシャルも大きく向上しました。
そして、内外装が欧州のMPV車を思わせるような愛嬌のあるデザインとなったことも注目される点で、従来型のユーザーだけでなく新たなユーザーも取り込めるのではないかということも期待されます。
今回はそんな新型シエンタの燃費性能の実力をチェックするため、早速テストドライブを実施。
1.5リッターエンジンにモーターを組み合わせたハイブリッド仕様で、グレードは最上級「Z」の5人乗りモデルをチョイスし、実際に走行して実燃費を計測してみました。
新型シエンタのカタログ燃費(WLTCモード)は28.4km/L、市街地モードが27.5km/L、郊外モードが30.2km/L、高速道路モードが27.8km/Lとなっており、先代型のハイブリッドモデルの22.8km/L(WLTCモード)を大きく上回っています。
今回は、東京都千代田区をスタート地点とし、首都高から東名高速道路を経由して、小田原厚木道路の小田原西インターまでの高速道路区間、そこからターンパイクを上り、大観山スカイラウンジを経由し、箱根新道を通って西湘バイパスまで下るワインディング区間、そして、国道134号線から国道246号線などを経由し、横浜市内へ戻る一般道区間を経由し、約170kmの道のりを走破しています。
今回のテストは10月上旬に実施しましたが、季節外れの寒さと雨が降るあいにくの天気で、都心の最高気温は10度台前半、テストで向かった箱根の山頂付近は7度と冬のような気温という、燃費には厳しい環境でした。
しかしその結果は、173.5kmの走行で燃費は26.14km/Lという数値になりました(車両の燃費計の数値から計算)。
カタログ上での燃費数値は、前出のように28.4km/Lとなっていますから、そこまでかけ離れた数値ではなく、暖房を使用するほど寒い天候のなかでは十分満足できる数値といえるのではないでしょうか。
なお今回のテストではクルーズコントロールは不使用、走行モードは「NORMAL」で、エアコンはオート設定の24度で実施しています。
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