1億円超え!? 日産「“和製”スポーツカー」に大注目! 2.8リッター「直6」で400馬力の「スカイラインGT-R」どんなクルマ? 30年前に登場した特別な「R33」が米国オークションに登場!
2026年3月に米国フロリダ州アメリア島で開催されたブロードアロー主催の「アメリアオークション2026」において、30年前に登場した日産のスポーツカーが出品され、高額で落札されました。R33型をベースにしたこの特別な「スカイラインGT-R」、果たしてどんなクルマなのでしょうか。
“和製”スポーツカーの気になる落札価格とは
2026年3月6日から7日、米国フロリダ州アメリア島で開催されたブロードアロー主催の「アメリアオークション2026」において、30年前に登場した日産のスポーツカーが出品されました。「スカイラインGT-R(R33型)」をベースにしたこの特別なモデルは、今回のオークションで高額で落札されました。
米国で開催されたオークションで1億円超えのプライスタグを掲げたこのクルマは、単なる古い日産のスポーツカーではありません。日本のスポーツカーファンにとって至宝ともいえる、歴史的かつ幻のモデルなのです。
ベースとなっているのは、日産スカイラインGT-R(R33型)のVスペックモデルです。

しかし、ただのチューニングカーではありません。日産のモータースポーツ部門であるニスモ(NISMO)が、ル・マン24時間レースへ参戦した経験と技術を惜しみなく注ぎ込み、1995年に発表した特別なロードカーです。
当時の日本車には、最高出力を280馬力に抑えるというメーカー間の自主規制が存在していましたが、このクルマはインハウスのチューニングメーカーによって特別に作られたため、その枠組みを実質的に超えることが許されていました。
エンジンは名機RB26DETTをベースに排気量を2.8リッターへ拡大し、大型のN1ターボチャージャーを装着した直列6気筒ツインターボのRBX-GT2型を搭載。グループA時代のGT-Rエンジン開発を手掛けたREINIK(レイニック)が担当し、車名に由来する400馬力を叩き出しました。
ボディはNISMOファクトリーで手作業によって仕立てられ、カーボンファイバー製のボンネットやリアスポイラー、空力を向上させた専用バンパー、ワイドフェンダーなどの専用エアロキットを装備しています。
足元にはレイズ製のNISMO LM-GT1ホイールを履き、サスペンションにはビルシュタイン製ショックアブソーバーを採用し車高を約2インチローダウン。0-60mph(約96km/h)加速は4秒、最高速度は300km/hと、当時のスーパーカーを凌駕するパフォーマンスを誇りました。
当初は100台の生産が計画されていましたが、完成したのはわずか44台のみと言われています。このモデルを世界的な伝説へと押し上げたのは、1998年に発売された人気レーシングゲーム「グランツーリスモ」です。北米では長らく輸入が認められず、現地ファンにとっては憧れの的であったため、ゲームを通してその圧倒的な速さを知った海外の若者たちからカルト的な人気を集めました。
今回落札されたのは、1996年2月に製造された、44台中8番目の個体です。ボディカラーはQM1ホワイトで、赤いステッチが入ったブラックのニスモ内装が組み合わされています。
走行距離はわずか1万6313km(1万136マイル)という奇跡的なコンディションを保っており、2024年のアメリア・アイランド・コンクールではクラス優勝も果たしています。
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世界中のファンが憧れてやまないこの究極のR33 GT-R、その名は日産の1996年式「NISMO 400R(ニスモ400R)」です。日本スポーツカーの黄金期を象徴するこの幻の1台は、オークションで最終的に91万8000米ドル(約1億4645万円 ※2026年3月現在)という驚異的な価格で落札されました。
Writer: くるまのニュース編集部
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