2022年7月15日、トヨタは新型「クラウン」を世界初公開しました。
　
　2023年には新型「クラウンスポーツ」が登場する予定ですが、あえてリフトアップし「SUVらしさ」を強調してみたらどのようになるのでしょうか。

　16代目となるクラウンシリーズは「クロスオーバー」「スポーツ」「セダン」「エステート」の4タイプが展開され、これまでの歴代クラウンとは一風違ったモデルとなったことで話題を集めました。
　
　2022年9月1日からは、新生クラウンシリーズ第1弾として新型「クラウンクロスオーバー」の一部グレードが発売されています。

　その一方で、2023年に登場予定の新型クラウンスポーツは「エモーショナルな雰囲気とスポーティな走りを兼ね備えたミドルSUV」と説明されています。

　新型クラウンスポーツのボディサイズ（開発目標値）は、トヨタのSUV「ハリアー」と同等のサイズ感となっており、全長4710mm×全幅1880mm×全高1560mm、ホイールベース2770mmです。

　従来型のクラウンに比べるとサイズ感も大きくなっていますが、そうした重量感のあるボディに対して、エクステリアは「スポーツ」の名のとおり、空力が考慮された流動的なデザインになっているのが印象的です。

　後ろに流れるようなルーフに、大きく張り出したリアフェンダーは、スポーツカーらしい雰囲気を演出します。

　また、純正カラーはメタリックレッドにブラックを組み合わせたカラーリングも相まって、スポーティかつアグレッシブな印象になっています。

　スポーツカーといえば「ワイド＆ロー」なスタイルが理想的とされますが、最近では、逆に「リフトアップ」されたカスタムカーも少なくありません。

　リフトアップとは、ホイールのインチアップや足回りのパーツをカスタムすることによって、クルマの車高（最低地上高）を高くするカスタムのことを指しており、SUVや軽バンが用いられるのが一般的です。
　
　ミドルSUVとして展開されている新型クラウンスポーツですが、リフトアップした場合、どのような印象に変化するのでしょうか。

　今回は、純正のルックスはそのままに足回りのリフトアップだけをおこなったスタイルでレンダリングを制作しました。

　制作した画像を見てみると、ボディカラーやエクステリアが変化していないため、スポーティな印象はそのままですが、車高が高くなったことにより、さらにアクティブな雰囲気が増しています。

　高速走行はもちろん、パワフルな印象が加わり、悪路走行も実現できそうなエクステリアとなりました。

　ボディもより大きく見え、迫力のある1台に変化したことは間違いありません。

　新型クラウンスポーツは2023年に発売予定となっており、まだ公表されていない情報も少なくありません。

　今後、情報がアップデートされることにより、新型クラウンスポーツに対する注目はますます高まっていくことでしょう。

　実際に、リフトアップのカスタムをおこなうユーザーが登場するかどうかにも注目です。