東九州道の「宮崎・鹿児島県境」区間いよいよ着工! 志布志につながる道路網計画とは?
国道220号バイパス「油津・夏井道路」の夏井区間の工事が、2022年10月に始まります。東九州道を構成することになりますが、どのような計画なのでしょうか。
「油津・夏井道路」の夏井区間が着工
東九州道の未開通区間である国道220号「油津・夏井道路」の夏井区間の工事が、2022年10月に始まります。
油津・夏井道路は、宮崎県日南市の油津ICから同県串間市を経由して鹿児島県志布志市の夏井ICに至るバイパスです(ICはいずれも仮称。以下同じ)。実際には、途中の調査中区間である南郷IC~奈留IC間を除いた2区間になり、延長は計20.5km。2019年度に事業化されています。
この道路は、九州の東側を南下し宮崎市や志布志市などを経由して鹿児島県姶良市に至る東九州道の一部を構成します。
国土交通省九州地方整備局宮崎河川国道事務所によると、油津・夏井道路の整備は、「南海トラフ地震時の津波浸水域を回避し、災害時の救助活動等にも機能するとともに、木材輸送など産業活動を支援し、地域観光振興に寄与する安全で円滑な高速ネットワークの形成」を目的としているといいます。
今回着工される夏井区間は、このうち夏井IC寄りの、宮崎・鹿児島の県境をまたぐ4.4kmの区間です。道路は幅12m、2車線(片側1車線)で建設されます。
10月23日には、志布志市立志布志小学校で、関係者を対象に着工式が開かれる予定です。
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