新潟市街の出入口が変わる! 県道を国道7号栗ノ木BPの下り線に改造 新潟BP接続の高架道路建設に向け南北幹線大手術

国道7号栗ノ木バイパスに並行する県道が、国道の下り線として一方通行に切り替わります。高架道路の整備に向けた準備なのですが、どういった計画なのでしょうか。

新潟市「南北軸」の改良計画が進行中

 国土交通省北陸地方整備局新潟国道事務所は2022年9月7日、新潟市中央区・東区を走る国道7号の栗ノ木バイパスの馬越交差点から紫竹山ICまでの車線を、10月1日から2日にかけて切り替えると発表しました。

栗ノ木バイパスの笹越橋交差点付近。2022年8月30日撮影(画像:国土交通省北陸地方整備局新潟国道事務所)
栗ノ木バイパスの笹越橋交差点付近。2022年8月30日撮影(画像:国土交通省北陸地方整備局新潟国道事務所)

 これは、高架道路の整備に向けた道路工事の一環です。並行している県道5号新潟新津線と一体化させ、国道の下り線(紫竹山IC方面)に造り変えます。

 これにより国道は、紫竹山交差点と紫雲橋交差点の信号が上下線で別々に分かれます。また、途中には鐙(あぶみ)交差点が新設されます。

 県道は、県道側の馬越交差点が廃止されます。沼垂(ぬったり)方面の出入りは国道の馬越交差点、亀田・石山方面の出入りは紫竹山交差点に変わります。

 道路の切り替えは、10月1日21時から翌2日6時半にかけて実施される予定です(荒天順延)。作業時は、15分程度の通行止めが数回行われます。

※ ※ ※

 栗ノ木バイパスは、紫竹山ICで新潟バイパスと接続します。

 新潟バイパスは両端で接続する新潟西バイパス(国道116号)や新新バイパス(国道7号)などとともに地域高規格道路の新潟東西道路を構成しており、片側2車線以上で連続立体交差(信号なし)、通行無料の道路として整備されています。

 新潟市内のバイパス網の東西軸を担い、背骨に相当する幹線道路であることから、12時間あたり10万台に達する区間もあるなど全国屈指の交通量を誇ります。

 一方の栗ノ木バイパスは、万国橋交差点(新潟市中央区)から紫竹山ICまでを南北に結ぶ道路です。

 紫竹山ICに接続する亀田バイパス(国道49号)とともに地域高規格道路の新潟南北道路を構成し、新潟バイパスと万代・古町といった新潟市中心部や新潟港などを結ぶ動脈の役割を果たします。

 しかし栗ノ栗バイパスはすべて平面交差で渋滞が頻発するなどしているため、栗ノ木橋交差点以南は、4車線(片側2車線)の高架道路を減バイパスの上空に通す事業が2007年度から進められています。

 将来的には、この信号なしの高架道路は、信濃川に架かる柳都大橋までつながる計画です。

【画像】新潟バイパスと古町が立体で直結! 新潟市の「南北軸」計画を地図で見る(15枚)

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