メルセデス新型「Eクラス」発売 自動で車線変更を実現 耳守る世界初の機能も

メルセデス・ベンツから新型の「Eクラス」が発表されました。最先端の安全運転支援機能や自動運転機能が搭載されています。

渋滞時の運転を自動で支援

 メルセデス・ベンツは2016年7月27日(水)、最先端の安全運転支援機能や自動運転機能を搭載した新型「Eクラス」を発表しました。

 新技術の自動運転システム「ドライブパイロット」を「Eクラス」に初めて搭載。先行車との車間距離をはじめ、周囲の交通状況(車両、ガードレールなど車線と平行に位置する物体)を常に監視し、状況を判断してアクセル、ブレーキ、ハンドル操作を自動で支援します。特に混雑時や高速道路での渋滞時に、自動運転によりドライバーにかかる負担が大きく軽減されるといいます。なお、車線が不明瞭であったり表示されていなかったりする場合にも、自動で先行車を追従します。

 また、自動で車線変更をする機能「アクティブレーンチェンジングアシスト」も初搭載。ドライバーがウインカーを2秒以上点滅させると、センサーが他の車両などとの衝突の危険がないことを確認し、自動で車線変更します。作動速度の範囲は約80km/h~180km/hで、高速道路上での使用が想定されています。

 システムが不可避の衝突を検知した際は、車両のスピーカーから鼓膜の振動を抑制する音を出す機能「PRE-SAFE サウンド」を世界初搭載。事故時の衝撃音から乗員の耳を守るというものです。メルセデス・ベンツ日本の広報担当者によると、ドイツでは1969(昭和44)年から、メルセデス・ベンツ車の事故に対して現場に担当チームを派遣し、警察とともに原因分析やデータ収集を実施していおり、「PRE-SAFE サウンド」の導入の背景として、このような取り組みの蓄積が考えられるとしています。

 さらに「PRE-SAFE サウンド」のほか、警告灯や警告音で促してもドライバーによってハンドルやアクセル、ブレーキ操作などが一切行われない場合、緩やかに減速して停止する「アクティブエマージェンシーストップアシスト」も世界で初めて搭載したということです。

 7月27日(水)から「E200 アバンギャルド(675万円)」「E200 アバンギャルド スポーツ(727万円)」が、10月以降には「E200 4MATIC アバンギャルド(698万円)」
「E220 d アバンギャルド(698万円)」「E220 d アバンギャルド スポーツ(750万円)」「E250 アバンギャルド スポーツ(756万円)」「E400 4MATIC エクスクルーシブ(988万円)」が発売されます(金額はメーカー希望小売価格)。

「E200」には最大出力184PSの、「E250」には同211PSの2.0リッター直列4気筒ターボエンジンを搭載。「E400」には同333PSの3.5リットルV型6気筒ツインターボエンジンが、「E220 d」には同195PSの、新開発2.0リッター直列4気筒ディーゼルエンジンがそれぞれ搭載されます。

【了】
提供:乗りものニュース

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