スズキ新型「スペーシア ベース」で車中泊出来る? 「こりゃ良いかも!」 4ナンバー軽バンの実力がスゴかった!

新型軽商用車「スペーシア ベース」の実車でいち早く車中泊を試してみた!

 さっそく新型軽商用車のスペーシア ベースで、マルチボードの下段モードを活用して車中泊を想定した「ごろ寝」を試してみましょう。身長約170cmの編集部員が、実際に寝転んでみました。

スズキ 新型軽商用車「スペーシア ベース」に長さ約1910mm、幅約730mm、厚さ約220mmのエアマットを敷いてみた! これならシートの凹凸も吸収出来て車中泊も余裕だ[モデル:身長約170cmの編集部員]
スズキ 新型軽商用車「スペーシア ベース」に長さ約1910mm、幅約730mm、厚さ約220mmのエアマットを敷いてみた! これならシートの凹凸も吸収出来て車中泊も余裕だ[モデル:身長約170cmの編集部員]

 すでに記した通り、助手席シートを倒した際の荷室長(インパネからリアのバックドアまでの距離)は2mを超えます。

 ただしシート+マルチボードの長さはそこまではありません。ただし身長約170cmの編集部員が寝るには十分な長さが確保できます。

 ただしフラットな面のマルチボードに対し、倒したフロントシートは走行中の乗員のサポートも考慮した形状だけに、上下左右に凹凸があるのがやや難点となります。

 しかも寝転んでみると、ちょうど背中のあたりが高く盛り上がる形状となっているので、やや寝苦しい状態となります。

 例えば運転の疲労をとるためのちょっとした仮眠程度なら問題ありませんが、もしひと晩車中泊することを考えたら、工夫が必要です。

 そこでキャンプ用のエアマットを使用してみました。幅は約730mm、長さは約1910mmというもので、厚さは220mmとかなりのボリューム。おかげでシートの凹凸も気にならなくなりました。

 こうしたエアマットは、アウトドアショップやホームセンターのほか、通販サイトなどでも豊富に揃っています。スペーシア ベースで車中泊を考えるなら、用意しておいたほうが良いでしょう。

 スズキでは、車中泊需要に合わせ、寝床全面に敷いてマット代わりになる「リラックスクッション」や、老舗テントメーカーOGAWAとコラボした「カータープ」、さらにスペーシア ベースのロゴ入り「サーモタンブラー」や「LEDランタン」まで、さまざまな純正アクセサリーを用意しています。

 なかでも、前後左右の窓に取り付けて、車外からの視線や光を遮る「プライバシーシェード」に注目です。

 メッシュ付きなので換気ができるのもポイント。車中泊を考えるなら手に入れておきたいアイテムといえるでしょう。

※ ※ ※

 新型スペーシア ベースでは新たに「外部電源ユニット」を純正アクセサリーに設定しました。

 これはRVパークやキャンプ場の電源付きサイトなどの外部電源や発電機の電力を車内に取り込み、100VのAC電源に変換してくれるものです。

 エンジンを止めた状態でも、パソコンやスマートフォンの充電や、電気毛布やケトルといった家電を車内で使用することができます。

 新型スペーシア ベースを車中泊やモバイルオフィス、移動店舗などの基地として考えているなら、装着しておきたい純正アクセサリーといえるでしょう。

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