「もはや別モノ!?」 ホンダ11代目新型「シビック」は初代モデルと“ふた回り”違うサイズ感!それぞれの特徴とは
ホンダの主力モデルのひとつ「シビック」が今年2022年で誕生から50周年を迎えます。50年前に登場した初代モデルと、現行モデルではどういった違いがあるのでしょうか。
サイズはふた回りも違う!? シビックの初代と11代目の特徴とは
ホンダ「シビック」は、2022年7月で初代モデル登場から50周年を迎えます。
2021年には現行モデルの11代目が登場し、今なお走り続けるホンダの主力モデルのひとつですが、初代モデルと現行モデルはそれぞれどういった違いがあるのでしょうか。
シビックの初代モデルは、今から50年前の1972年7月12日に登場。
ボディサイズは、全長3405mm×全幅1505mm×全高1325mmの2ドアで、2022年現在から見るとコンパクトなサイズといえますが、乗車定員は5名と広々とした室内です。
エンジンは、最高出力60馬力の1.2リッター直列4気筒OHCエンジンを搭載。その後ラインナップが拡大し、トランスミッションに自動変速機「ホンダマチック」が追加されました。
またボディタイプも3ドアハッチバックや5ドアハッチバックなどが登場。
さらに、1973年12月には排出ガス浄化技術「CVCC」を採用した1.5リッター車が追加されました。
CVCCは、当時世界一厳しい排出ガス規制法であったアメリカの「マスキー法」を初めてクリアしたエンジンです。
これにより、燃費の良い低公害車として支持を集め、その後世界的な大ヒット車となり、2000年には米国自動車技術者協会(SAE)の「20世紀優秀技術車」に選ばれるほどとなりました。
それから2代目(1979年)、3代目(1983年)、4代目(1987年)、5代目(1991年)、6代目(1995年)、7代目(2000年)、8代目(2005年)とバトンを繋いでいきます。
2011年には北米のみで9代目が登場し、その後2017年には10代目として日本市場でも復活。
1983年に登場した3代目からは高性能化が一気に進んだことで、レースで活躍するだけでなく「タイプR」に代表されるように、ハイパフォーマンスモデルとしての一面も持っています。
そして昨年2021年9月3日には11代目シビック(ガソリン仕様)が登場しました。
先代モデルからは4年ぶりのフルモデルチェンジとなり、「爽快シビック」をグランドコンセプトに開発。
歴代シビックの広いガラスエリアと広い室内を大切にしながら、低く水平基調のベルトラインと、広い水平視野角により、開放的な空間と気持ちのよい視界を実現。
ボディサイズは全長4550mm×全幅1800mm×全高1415mmと、初代モデルと比べて全長が1メートル以上も異なることが分かります。
エンジンは1.5リッターVTECターボエンジンで、トランスミッションはCVTに加え、6速MTを設定。
さらに、2022年7月1日には11代目をベースに新開発の2リッター直噴エンジンと進化したハイブリッドユニットを組み合わせた「e:HEV」搭載車が登場。
シビックで好評を得ているデザインやパッケージはそのままに、スポーツ e:HEVならではの爽快な走りと環境性能の両立を実現しています。
このように、シビックは登場から50年経つ今もなお、現役モデルとして日々進化を遂げています。
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今回ホンダでは、シビック50周年を記念して東京都港区にあるショールーム「ホンダウエルカムプラザ青山」で記念展示を実施。
第一部では、2022年7月1日から22日まで1代目から3代目、5代目、7代目、9代目と現行の11代目、さらに最新のハイブリッドモデルも登場。
第二部の23日から31日までは、2代目から10代目までの偶数のモデルと現行モデルが展示されます。
今回の展示について、ホンダの広報担当者は以下のように話します。
「シビックは、ホンダのなかでもっとも歴史の古いクルマです。50周年を迎えるクルマというのはなかなかありません。
シビックは時代に合わせてコンセプトが変わっており、過去のシビックはもちろん、今の時代に合ったシビックも見ていただきたいです」
歴代シビックは、栃木県茂木市にあるホンダコレクションホールに展示してあったクルマを飾っているとのことです。
これを機に、50年前に登場した初代モデルと最新モデルの2台を比べて見てみるのも良いかもしれません。
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