アメ車風SUVが人気に? トヨタ「RAV4」ベースの光岡初SUV「バディ」が数年待ちでも人気殺到のワケ
光岡「バディ」は2021年6月24日の発売から丸1年を迎えました。同ブランド初のSUVモデルとして誕生したバディでしたが、その人気はいかがなものでしょうか。
総受注数は900台の光岡「バディ」 1年での変化は?
2021年6月24日に発売された光岡自動車のSUV「Buddy(バディ)」は、ビンテージアメリカンなデザインが特徴のモデルです。
先行予約の開始以降、多くの反響が集まったことで生産計画を見直すなどの人気を誇っていますが、発売から1年で販売動向に変化はあったのでしょうか。
バディは、同ブランド初のSUVモデルとして、発売当初から大きな注目を集めました。
トヨタ「RAV4」をベースに開発され、一部その面影は残すもののアメリカ車のようなスタイルに内外装が換装されています。
フロントフェイスには、角目2灯のヘッドライトや迫力のあるメッキ装飾が加えられ、ビンテージ感漂う雰囲気を演出。
ボディカラーのラインナップも18色とバリエーションが広く、鮮明なイエローやオレンジなど、ハツラツとしたカラーが目立ちます。
また、バディの魅力はオプション装備にもあり、ボディに合わせてビンテージ風に製造されたホイールやロゴ、サイドモールなど、雰囲気にこだわった外装づくりが可能です。
さらに、ルーフキャリアやデジタルインナーミラーなど、実用性や機能性に特化したオプション装備も豊富です。
バディのボディサイズは、全長4730mm×全幅1865mm×全高1685-1690mm。パワートレインには、2リッターガソリン車と2.5リッターハイブリッド車が設定されています。
また、ガソリン車とハイブリッド車の設定があり、ガソリン車では、「20LX」「20DX」「20ST」の3グレード展開。ハイブリッド車では、「HYBRID DX」「HYBRID ST」の2種類から選択できます。
なお、4WD(ハイブリッド車ではE-Four)のグレードが多いバディですが、「20ST」もしくは、「HYBRID ST」では2WDの仕様も選択することが可能です。
発表当初から大きな注目を浴びたバディは、当時、年間生産計画を本来の150台から2倍に増やし、300台にまで拡大していました。
そうしたなかで、1年が経過した現在(2022年6月24日)では、販売動向に変化はあるのでしょうか。。
光岡自動車の経営企画課担当者は、現在の受注数について「トータルで900台分の受注をいただいております」と話します。
この台数は、ミツオカのなかで現在トップの受注数で、日産「マーチ」をベースにした人気モデル「ビュート」を上回る台数となっています。
また、担当者はバディの人気の理由について、以下のように説明します。
「特徴的でアメリカンなデザインが大きな人気の理由です。
とくに30代から40代の男性ユーザーに人気が高く、総体的な雰囲気や少し角張ったスクエア的なデザインがポイントとなっているようです。
人気の年齢層としては、30代が30%、40代が30%と、全体の6割が30代から40代のとなり、それ以上に年齢が上の世代からは『懐かしい感じがある』といった声をいただいている」
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では、そんなバディの納期は、現在どのくらいになっているのでしょうか。
前出の担当者は、バディの納期について「おおよそ1年半から2年かかる見込みです」として、以下のように詳細を話します。
「最近では、半導体不足と新型コロナウイルス感染症、世界各国ロックダウンなどの影響によって、納期に遅れが生じる可能性も十分に考えられます。
増産体勢を整えていますが、ベース車両の生産が遅れることで、バディの生産にも影響が出てしまうことがあるのが実情です」
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SNSでは、バディについて「光岡のこだわりを感じるモデル」「デザインがとても刺さりました」「迫力あって結構好きかも」と肯定的な意見が多く、今後もバディの人気は続いていきそうです。
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