新型「GRカローラ」は“同輩”GRヤリスと何が違う? 普段乗りなら「乗り込みやすさ」が重要?
乗車定員のほかにもある新型GRカローラとGRヤリスの違いとは
両車ともハッチバックタイプですが、新型GRカローラは前席・後席にドアがあるのに対し、GRヤリスは前席のみです。
そのためGRヤリスの後席に乗り込むには、前席の人が一旦降りて前席をずらしたり、倒したりする必要が生じます。
スポーツタイプのモデルで、2ドアや3ドアは決して珍しいことではありませんが、3人以上で乗ることが多い人にとっては、この作業がやや面倒に感じるかもしれません。

また、GRヤリスは車体中央にシャフトが通るフロアトンネルがあり、後席足元の中間部分が大きく盛り上がっています。
これは新型GRカローラにも見られる設計ですが、GRヤリスの場合、ボディが元々コンパクトなため後席足元に大きなゆとりがなく、真ん中の座席をあえて断念して4人乗りにしたものとなっています。
こうしたことを考慮すると、乗員人数が多い人にとっては、新型GRのカローラのほうが向いているといえそうです。一方、1、2人で出掛ける頻度も多い人にとっては、コンパクトなGRヤリスが乗りやすいかもしれません。
さらに、両車はデザインでも異なる点が多くあります。
GRヤリスは2本出しマフラーですが、新型GRカローラは排出ガスの圧力を低減するため、3本出しのマフラーです。また、新型GRカローラのボンネットにはエアダクトも備わっており、GRヤリスに比べてワイルドな印象を与えます。
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ちなみに新型GRカローラには「モリゾウエディション」もラインナップされました。豊田章男社長(モリゾウ)が自ら「お客様を魅了する野性味」を追求して開発に力を入れたグレードといいます。
モリゾウエディションは、RZ同様の5ドアでありながら後席は完全に撤去され、2シーター仕様とされています。代わりにタワーバーを設置し、タイヤ4本が積み込めるような空間を確保。完全なるサーキット走行仕様となっています。
神奈川県のトヨタGRガレージの担当者によると、「新型GRカローラの発売は2022年秋頃が予定されている」とのことで、今後、RZに加え、モリゾウエディションの人気も気になるところです。
※記事初出時より、本文に誤りがありましたため訂正いたしました(6月11日午後4時30分)
Writer: Peacock Blue K.K.
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