名阪の夜行バスなぜ存在? 新幹線50分の区間を7時間かけて走行! どんな需要があるのか?
夜行高速バス「青春大阪ドリーム名古屋号」が名古屋~大阪間で運行されています。この区間は新幹線だと50分で移動できるほどの短さですが、「青春大阪ドリーム名古屋号」は夜通し7時間近くかけて走行します。どのような需要があるのでしょうか。
名古屋と大阪を結ぶ「青春大阪ドリーム名古屋号」
夜行バスというと、東京~青森間や大阪~松山間といった長距離路線が多いですが、なかには短い路線も存在します。
そのひとつが名古屋~大阪間を結ぶ夜行高速バス「青春大阪ドリーム名古屋号」です。
名古屋~大阪間というと、新幹線「のぞみ」だとたった50分。近鉄特急でも約2時間、昼行高速バスでも3時間ほどで移動できます。
しかし「青春大阪ドリーム名古屋号」は、その区間を7時間近く(上りUSLから名古屋駅までは8時間超)かけて走ります。わざわざ長時間にわたって夜行バスに揺られることになるわけですが、どのような需要があるのでしょうか。
「青春大阪ドリーム名古屋号」の本数は1日1往復で、ジェイアール東海バスが下り便(名古屋発)、ジェイアール西日本バスが上り便(大阪発)をそれぞれ運行しています。
区間は名古屋駅~ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)間で、途中は岐阜駅や京都駅、千里ニュータウン(大阪府豊中市・吹田市)、大阪駅を経由します。
ジェイアール東海バスの担当者は「青春大阪ドリーム名古屋号」の使われ方について次のように話します。
「『青春大阪ドリーム名古屋号』の下り便は、USJに向かわれる方が多いです。開園と同時に入れる時刻に設定しています」
バスの到着は6時32分なので、朝の開園時刻に十分間に合うダイヤです。ちなみに名古屋行きは21時35分に出発します。USJで一日中遊びたい人に向いているといえそうです。
また、「最終の新幹線を逃した方にもご利用いただいております」と担当者は付け加えます。
下り名古屋発の最終新大阪行きは「のぞみ265号」22時58分。一方の「青春大阪ドリーム名古屋号」は23時30分です。
上り大阪発は、最終名古屋行きの「のぞみ78号」が新大阪発22時30分、「青春大阪ドリーム名古屋号」が大阪駅JR高速バスターミナル22時30分発でほぼ同条件なので当てはまりませんが、京都発だと「のぞみ78号」が22時46分、「青春大阪ドリーム名古屋号」が23時50分となり、終電を逃した人をバスが取り込む形となります。
名古屋駅~大阪駅間の運賃は片道3560円~3970円。「早売」や学生割引だと2800円から3500円です。
ちなみに「青春大阪ドリーム名古屋号」は距離の短い夜行便のため、上下便とも途中の名神高速・多賀SA(滋賀県多賀町)で1時間半ほど停車します。その間、トイレやたばこ休憩が可能だそうです。
この最終新大阪行きを乗り遅れた救済方法、名古屋駅だけの話では無く、東京駅でも使える裏技で、姫路経由ならサンライズの利用もあるが、最終新大阪行きを逃した次の最終名古屋行きに乗って名古屋駅行きます、到着は23時30分なので名古屋駅ではドリーム号には接続は出来ないので、在来線で大垣駅に向かいます、するとドリーム号よりも先に大垣駅に先回り出来るので、名古屋駅で乗れなかったドリーム号に乗れる裏技です
記事には多賀で1時間半ほどの休憩があると書いていますが、この情報には誤りがあります。
多賀SAでは約20分間休憩です。
それ以外に、乗務員だけの休憩兼時間調整の停車(乗客の開放は無し)が2時間程あります。
この記事は訂正すべきです。