「若者よ、ローンを組め!?」 新社会人は「クルマのローン」は通るのか? 入社した人に「言いたいコト」とは
春になると「新社会人でもクルマのローンは通る?」という質問を受けることがあります。「難しい」というのが一般論ですが、悩むくらいならまずは審査を受けてみよう!というのが筆者の見解です。
悩むくらいなら、まずは審査を!
少子化が叫ばれる昨今ですが、それでも毎年4月になると約90万人もの新社会人が誕生しています。
学生生活に終わりを告げることへの不安と、新しい生活への期待が入り交じった新社会人たちの顔を見ると、ベテラン社員も若かりし時代を思い出してこそばゆい気持ちになるものです。
クルマに関わる仕事をしている筆者のもとには、「新社会人でもローンを組めるのか?」という相談を受けることがしばしばあります。
もちろん、ローンの審査は個々人に対しておこなわれるものであり、審査の内容は原則非公開であるため、ローンに通った場合でも落ちた場合でもそれが「新社会人だから」ということは断定できません。
とはいえ、一般論でいえば、ローンの審査を通すためには、現時点で十分な資産や収入があり、今後も安定した収入が見込め、なおかつ過去にクレジットやローンを滞納することなく返済していることが前提となります。
ただし、新社会人の人々には多くの場合この条件には当てはまりません。そのため、「新社会人はローンに通りづらい」というのが常識的な回答となります。
しかし、筆者のもとに相談に来る人の多くは、こういった「常識的な回答」を期待しているわけではありません。すでにインターネットなどで十分に調べたうえで、「最後のひと押し」が欲しいという場合も少なくないようです。
たしかに、新社会人がローンを組みにくいのはよく知られている話ではありますが、ローンの審査はあくまで金融機関と申込者との個別の事情であるため、実際のところは「審査してみなければわからない」というのが正確です。
であるならば、実際にローンの審査を申し込んでみるというのが、最善の策であると筆者は思います。
もちろん、すべての人にこうしたアドバイスをするわけではありません。単に移動の足が欲しいだけなら、カーシェアをすすめたり、わずかな予算で購入できるコスパの良い中古車をすすめたりします。
ただし、憧れのクルマがあり、なんとかしてそのクルマを手に入れられる方法がないかという思いを込めて筆者のもとに相談に来る人に対しては、後先考えずにローンの申し込みをすることをすすめます。
やや暴論であることは承知ですが、ローンの内容が明らかに不釣り合いであれば、ローン会社は容赦なく審査を落としてくれることでしょう。
もしローンが通ったのなら、自身がどう思っているかは別として、金融のプロは「支払い能力がある」と認めたということです。
もし、落ちてしまったなら、ほかの金融機関でも通る見込みは少ないので、大人しく社会人としての実績を積みましょう。
筆者自身、新卒2年目の時点で、年収の2倍近い価格のクルマを、頭金なしの96回フルローンで購入しました。
一般論からいえば、極めて「馬鹿らしい」ローンであることは重々承知ですが、幸いにして、金融機関は筆者の支払い能力を認めてくれました。
当時、周囲の人に相談もしましたが、そのほとんどは「無理なく支払えるもっと安いクルマにしたほうがよい」というものでした。
ただし、筆者はどうしてもそのクルマでなければならなかったので、ほかのクルマをすすめられても心に響くことはありませんでした。
だいいち、筆者の収入や支出状況も知らない人が、「無理なく支払える」かどうかを判断することはできません。
このような理由で、しっかりと熱意を持ち、真剣に考えている人に関しては、新社会人であろうが学生であろうが、筆者はできる限りローンの審査を受けることをすすめることにしています。
それも一つの考えではあるも、カードローンを組んだ時のデメリットももっと書くべき。例えば収入が低い時点でローンを組んでしまうと、ブラック企業に入社してしまった場合に安易に会社をやめられなくなるからだ。直ぐに次の仕事が見つかれば良いが、入社してすぐに辞める人を次の会社は二つ返事で採用するだろうか。無職になり支払いの滞り(預金残高が無くなるなど)が発生した場合、個人信用情報機関という第三者機関に履歴が残る。今後のローンに影響する。破産したらカードは作れなくなる。そして破産という手段も必ず通るとは限らない。カードローンを組むには、我慢も増えるということだ。それに、カードに頼りすぎると金銭感覚が麻痺してしまう。欲しい物を我慢できなくなる。また借金をする。年金ぐらしの実家に光熱費や食費も入れない負んぶに抱っこ、クズのできあがり。収入は多くないが毎月+賞与月に実家に金を入れてる弟の気持ちとしては「カードに安易に頼るな」と(姉に)言いたい面もある。