実は「値上げ」じゃなく「割引」から始まった? 首都高2割引「深夜料金」に注意! NEXCOとの違いとは
深夜割引以外にも、混雑緩和を目的とした割引アリ
ところで、なぜこのタイミングで深夜料金による常時割引がスタートしたのでしょうか。
それは、交通量の少ない深夜時間帯に首都高を利用することで、交通集中を分散させるのが大きな狙いです。
深夜に料金を2割引きに設定することで、首都高速の深夜利用を促進したい考えです。
記憶に新しいところでは、「東京2020」の開催時期に、混雑緩和を目的として首都高の利用料金を昼間は+1000円、深夜は半額に設定。
さすがに1000円プラスともなれば、効果は絶大で昼間の首都高はほぼ渋滞がなくなりました。
また、混雑緩和を目的とした割引はほかにもあります。「外環道迂回利用割引(ETC車)」もそのひとつ。
こちらは、都心環状線内の出入口等を発着し、放射高速道路(都心環状線から放射状にのびる3号線、4号線、5号線、6号線などの路線につながる、関越道、大宮線、東北道、常磐道、京葉道路、東関東道)を利用する際、外環道を1JCT間のみ迂回した場合に原則として直行した経路と同じ通行料金となるよう、首都高と外環道の通行料金を割引くものです。
4月1日から深夜割引が新たに導入されたことに伴い、深夜0時-4時の利用については、首都高速道路の深夜割引を考慮して首都高速道路と外環道の通行料金が割引されます。
このほかにも、都心流入割引(ETC車)、都心流入・湾岸線誘導割引(ETC車)など普通車も対象となるさまざまな割引があります。
Writer: 加藤久美子
山口県生まれ。学生時代は某トヨタディーラーで納車引取のバイトに明け暮れ運転技術と洗車技術を磨く。日刊自動車新聞社に入社後は自動車年鑑、輸入車ガイドブックなどの編集に携わる。その後フリーランスへ。公認チャイルドシート指導員として、車と子供の安全に関する啓発活動も行う。
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