「FRとは思えない!」スバル新型「BRZ」は雪上走行がメチャ楽しいスポーツカーだった!
AT車でもテールスライドが自由自在!
リスクが大きい直線こそ全開してないけれど、コーナーでサイドブレーキまで引いて遊んでみました。
新井大輝選手いわく、「楽しそうに走っているのが伝わってきます」存分に楽しんでますよ!
ちなみに試乗車両のスタッドレスタイヤは、今シーズン評価が高い「アイスガード7」に換えただけ。サスペンションもブレーキもノーマルのまま。それでこんなに楽しめるんだからステキです。
サーキットを走るとタイヤもブレーキも減るが、雪道だったら思い切り走ったってガソリン代くらいしか掛からない。
エンジンの負担だって少ないし、多少コースアウトしたって雪の壁だから大きなダメージなし。
新型BRZを購入したら、ぜひともスタッドレスタイヤを履かせて雪道を走ってみたらいい。雪道に弱いと思われている後輪駆動車ながら、こいつは相当走れます。
せっかくココを走らせたら世界一速い新井大輝選手がいるんだから、隣に乗せてもらう。
するとどうよ! 当たり前だけれど速い! 速度が乗るところでキッチリ踏んでいる!
いやいやヤバイ体験ですね。というのも自分で同じことが出来る気になっちゃうんですから。
「これはもう自分でハンドル握らないほうがいいな」と思ったのだが、試乗会のベースに戻ったら「ATもあります」とのこと。
ということでAT車のハンドル握ると、意外なことにATだって楽しめる!
LSDがキッチリ効いており、テールスライドだって自由自在。しかも新井大輝選手の速さが頭に残っているから直線も踏んでみたら、スタックしちゃいました。
けれど雪道のため車両のダメージなし、カッコ悪かっただけで済んだ。少しだけ速度を抑えたら、雪道での新型BRZはもう楽しいだけです。
Writer: 国沢光宏
Yahooで検索すると最初に出てくる自動車評論家。新車レポートから上手な維持管理の方法まで、自動車関連を全てカバー。ベストカー、カートップ、エンジンなど自動車雑誌への寄稿や、ネットメディアを中心に活動をしている。2010年タイ国ラリー選手権シリーズチャンピオン。
今は作っていないけどスバル本家のサンバーはRRだが、この車も冬は幹線道路や急カーブが少なく勾配の緩い山間部程度であれば4WDを切っても普通に走れる車だった。エンジンブレーキも後輪駆動だけに後ろのタイヤに摩擦があるから左右に振れることもない。雪に強いスバルというキャッチコピーは本当だ。
ちなみにスタッドレスタイヤの効きだけど、ブリジストン≧ヨコハマ>>>>>ダンロップというのは変わらず。ダンロップはダメロップとまで揶揄されるほど。ダンロップが良いのはタイヤが硬くて減りが遅いからランニングコストは安いという点だけ。コスパが良いのはヨコハマで、ブリジストンは有名税で高すぎるが、ヨコハマは安くてもしっかりと効く。北海道や東北ではブリジストンが人気だが、ヨコハマに履き替えてから特に不安も不便もない。4~5割も安いからお勧めでもある。
なお使用した車はプロトタイプで発表会や試乗会とかで使いまくって、廃車予定の車だから無茶はしまくれる車だったけどな。
ライターの順番によってアライメントが狂ってまっすぐ走れないのを「FRとは思えない!」ことになっているかもな。(笑)
それはなんとも面白い。。