高速道路「4車線化」の新たな着手区間が決定! 北海道から大分まで、暫定2車線の7か所計43km
国土交通省が、高速道路の4車線化に新たに着する候補7区間を選定しました。合計約43kmです。
有料区間で2割、無料区間で6割を占める対面通行区間
国土交通省は2022年3月4日、暫定2車線の高速道路について、2022年度に4車線化に着手する新たな候補7か所を発表しました。
候補箇所は8道県、計約43kmにおよびます。選定にあたっては、災害、渋滞、事故発生箇所などを総合的に勘案したといいます。区間と事業費は次のとおりです。
・道東道 トマムIC~十勝清水IC(約5.9km、北海道):280億円
・常磐道 広野IC~ならはSIC(約5.6km、福島県):310億円
・東海北陸道 福光IC~南砺SIC(約4.6km、富山県):80億円
・舞鶴若狭道 小浜西IC~小浜IC(約7.6km、福井県):610億円
・米子道 溝口IC~米子IC(約4.8km、鳥取県):170億円
・浜田道 大朝IC~旭IC(約11.2km、島根県・広島県):750億円
・東九州道 津久見IC~佐伯IC(約3.3km、大分県):370億円
国交省は今後これらの区間について、予算成立後の事業許可に向けて必要な手続きを進めていくとしています。
※ ※ ※
全国を結ぶ高規格幹線道路(高速道路や有料道路など)の総延長約1万2000kmのうち、2車線の対面通行区間は、有料区間で2割(約1800km)、無料区間で6割(約1600km)を占めています。
国交省は2019年9月、高速道路の2車線区間のうち約880kmを優先整備区間と位置付け、4車線を順次事業化しています。
都会の金で田舎道路拡充?