寒い日の換気はどうする? クルマの「窓開け」&「外気導入」で異なる換気度合いの違いとは
新型コロナ禍において換気は重要視されていますが、寒い日に窓を開けるのは辛いものです。そうした場合「外気導入」が効果的だといいますが、どのようなものなのでしょうか。
冬の車内の換気 有効的な換気方法は?
新型コロナウイルスの流行からさまざまな感染対策が叫ばれていますが、クルマの車内換気も重要な対策のひとつです。
一般的な換気方法として窓を開けることがありますが、冬の寒い時期において窓を開けるのは難しいこともあります。
では、窓を開けずに効果的に換気をするにはどのような方法があるのでしょうか。
新型コロナ禍において、飲食店やオフィスはもちろん、バスやタクシーでも窓を開けて走行している様子を街中で見かけたことがある人は多いかもしれません。
一方で、冬の時期や雨風の強い日において走行中に窓を開けることは、寒さや雨などが入ってくるという観点から、あまり積極的には出来ないものです。
寒い時期や雨の日などにおける車内の換気方法について、国土交通省の担当者は「エアコンの外気導入を使用し、暖房をつけながら換気をすることが1番容易な換気方法です」と話します。
クルマの外気導入とは、外の空気を取り込み車内の空気を効率よく車外へ放出することによって換気する仕組みであり、エアコンを使用しながら新鮮な空気を保つことができます。
トヨタでは、「冬に向けたクルマの空気の換気方法ガイダンス」を公表しており、車内の換気について「外気取り込みモードにし、風量をマックスまであげることによって、約3分程度で空気が入れ替わります」と説明しています。
このようなことから外気導入を推奨するメーカーも見られますが、一般的な窓を開けるという換気方法と比べて、どれくらいの効果があるのでしょうか。
理化学研究所などの研究チームが公表した動画によると、タクシー車内における換気性能の分析結果から、40km/hで窓を開けずに走行した場合、外気導入の通常モード(最大風量の半分)で1時間に42回、最大モードで81回、新鮮な空気が供給されているといいます。
一方で、窓を開けることによって得られる換気量は相対的に少なく、時速20キロメートルで走行した場合は効果がほとんど見られないという研究結果が出ているそうです。
このことから、窓を開けて換気するよりも外気導入で新鮮な空気を取り込む方法がより換気が出来ているといえそうです。
エアコンクリーナーがありますから始まって
途中からエアコンフィルターの話に…
おかしくないか?