日産「リーフ」といえば、日産がグローバルで展開する電気自動車（EV）です。
　
　スタイリッシュなデザインが特徴ですが、東京オートサロン2022では丸形ヘッドライトを採用したカスタムカーがお披露目されました。

　東京オートサロン2022にてレトロなリーフカスタムカー「NATS NGR-concept」を展示したのは、千葉県にある自動車専門学校の日本自動車大学校（略称NATS）です。

　NGR-conceptは「EV世代である2040年代の若者にとってのレトロカスタムを想像し創造した1台。リーフをべースに特徴的な灯火類を使用し、レトロホイールで近未来感を演出」というコンセプトで製作されました。

　エクステリアは、NATSの学生達がイチから制作したオリジナルのエアロや、丸形ヘッドライト、Rotiformのホイールなどにスタイリッシュかつレトロな印象を与えています。

　NATSの教員はNATS NGR-conceptについて、次のように説明しています。

「電気自動車の構造（フロアパネルがフラットなことやなるべく軽く作られているドア）に驚かされながら四苦八苦してカスタムを進めました。

　また、電気自動車をさらに近未来的なボディラインやポップアップの開閉機構を取り入れた1台です」

　約8か月をかけて製作されたこのクルマは完成した状態が東京オートサロン2022で展示していますが、従来のクルマに付いているはずのドアノブが見当たりません。

　その仕組について、前述とは別のNATSの教員は次のように説明しています。

「このクルマはあえて近未来な印象を出すためにドアノブを無くしています。

　サイドから見るとドアノブはデザイン上で邪魔な存在ともいえるため、ドアノブをなくすことでスタイリッシュに見せました。

　ドアの開閉に関しては電動式となり、リモコンで作動するようになっています。これはアメ車で採用されるカスタムのようです」

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　EVの先駆者ともいえるリーフを近未来なレトロカスタムをほどこしたNGR-concept。
　
　カスタムカーの祭典となる東京オートサロンならではの1台といえそうです。