三菱「K-EVコンセプトXスタイル」世界初披露! まもなく市販される新型軽自動車EVってどんなクルマ?

まもなく発売される軽自動車EVそのものが「K-EVコンセプト」

 そして、ガソリン車と大きく異なるのが充電口の存在です。

 ガソリン車は助手席側Cピラー下に給油口が備わりますが、このEVモデルでは反対となる運転関側Cピラー下に充電口を装着しています。

 ガソリン車よりもひと回り大きなリッドが用意され、開けると急速充電と普通充電のふたつのリッドが確認できました。

三菱「K-EVコンセプト Xスタイル」
三菱「K-EVコンセプト Xスタイル」

「この車両は、見た目だけをEV仕様としただけで、じつは中身はガソリン車ではないのか?」

 そんな疑いを持ちながら車両をチェックしてみたのですが、そうではありませんでした。床下を覗くと、バッテリーを積んでいるのが確認できたからです。

 一方でインテリアは、濃いスモークが貼られていて撮影できません。ただ、会場で流れている動画にわずかに映る内装を見ると、ナビ画面がガソリン車よりもひとまわり大きくなっているように思えます。

 もしかすると、新型アウトランダーPHEVと同じ部品が装着されているのかもしれません。

「取り回しがよく運転しやすい軽自動車の魅力と、滑らかで力強く気持ちのよい加速と静かで上質な乗り心地という電気自動車の魅力に、先進の運転支援機能やコネクティッド機能を加えた、環境に配慮した安心・安全で快適な三菱自動車らしい新世代の軽EVとしています。」

 三菱自動車は新型EVについてそう説明します。

 東京オートサロン2022に展示されているK-EV concept X Styleは、ラッピングやタイヤ銘柄などショー展示用の演出を除けば、もうすぐ市販される軽自動車EVそのものといっていいでしょう。

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Writer: 工藤貴宏

1976年長野県生まれ。自動車雑誌編集部や編集プロダクションを経てフリーの自動車ライターとして独立。新車紹介、使い勝手やバイヤーズガイドを中心に雑誌やWEBに寄稿している。執筆で心掛けているのは「そのクルマは誰を幸せにするのか?」だ。現在の愛車はマツダ CX-60/ホンダ S660。

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1件のコメント

  1. 多分セカンドカーとしては最上だろう。 当方のアウトランダーPHEVの2トン近いAWDでも、市中なら8㎞/㎾hくらい走るときもあるくらいBEV性能は優れているから、20㎾hもあれば軽量だから実行走行可能距離は200㎞でるんじゃ無いか。
    このクラスの購買層はほぼセカンドカー一戸建ての比較的裕福層だろうから、自宅充電メインだろう。
    難点を指摘するなら、そういう購買層がこの顔を好むか?と思うよ。
    もっと上品に仕立てないと。 弱小ニッチメーカーは、万人ウケする商品はトヨタ寡占市場では生き残れないから、ターゲットを明確にして企画した方が良い。やっと新車買いましたから立派でしょう的なエグい顔が好きな人はトヨタに任せれば良い。 本当のリッチ層は目立たないことを好むから。

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