約368万円から! トヨタ「ティアナ」発売! 全長5m級大型セダンに斬新カラー採用!? シックで気品のある雰囲気仕様を中国で発売
2026年2月下旬に、中国における日産車の製造・販売を担当する合弁会社「東風日産」は「ティアナ」の特別仕様車「S380大師版」を発売しました。
中国向け新型日産ティアナ、特別カラーの新仕様「S380大師版」を発売
日産が中国で販売している新型「ティアナ」に特別仕様車が登場しました。
いったいどのようなクルマなのでしょうか。
高級セダン「ローレル」や「セフィーロ」の後継として2003年に登場した「ティアアナ」は、日本のみならずアジア・オセアニア地域にも投入され、前輪駆動の高級セダンとして世界的に高い人気を集めました。
その人気は中国市場でも同様で、2018年には2004年から使用されていた「ティアナ」の名前を、北米と同じ「アルティマ」へと改称しました。
日本では2020年に終売したことでしばらく途絶えていた「ティアナ」の名前ですが、2025年11月に発売されたビッグマイナーチェンジでその名前が中国で復活しました。
新しくなったティアナは2018年に登場した現行型アルティマのビッグマイナーチェンジと位置付けられ、主に内外装の刷新が目玉要素となっています。
ボディサイズは4920 x 1850 x 1447 mm(ホイールベース 2825 mm)と、アルティマよりも全長が14 mm延長されました。
フロントマスクはグリルの幅を拡大、ヘッドライトを中に取り込む形状となっています。上部には弧を描くLEDイルミネーションも新たに配置したことで、最新モデルにふさわしい先進的な雰囲気が感じられます。
中国向けに販売しているBEV「N7」同様に、後ろは左右一体型テールライトを採用、レンズ内に「NISSAN」のイルミネーションが赤く点灯します。
インテリアではすべてが刷新されたと言って良いほど新たな空間が広がります。ダッシュボードの形状から見直し、中国のトレンドであるシンプルでフラットなものへと新しくなりました。
メーターパネルは横長の10.25インチディスプレイを採用してメーターフードを撤廃、さらにセンターディスプレイも12.3インチから15.6インチへと拡大。
これらの要素は中国で販売されている各種EV車種のトレンドと言え、純ガソリン車ながらも最新EVのような先進性が感じられる設計です。
一方でパワートレインは従来から変更はなく、通常グレードは最高出力154 hp・最大トルク197 NmのMR20DD型2.0リッター直列4気筒エンジンを、最上級のターボグレードには240 hp・371 NmのKR20DDET型2.0リッター直列4気筒ターボエンジンを搭載します。

そんな新しくなったティアナですが、2026年2月下旬に、中国における日産車の製造・販売を担当する合弁会社「東風日産」は「ティアナ」の特別仕様車「S380大師版」を発売しました。
ティアナ S380大師版の特徴は通常モデルにオプションで設定している有償のツートンボディカラー「ブラック/ゴールド」と、「ブラック/パープル」の内装色を標準装備している点です。
ツートンのボディカラーはショルダーラインを分割線として明暗の異なる色を組み合わせることで、シックで気品のある雰囲気を演出するとして、高級セダンにおける近年の流行となっています。
最上級グレードでは先述の2.0リッター直列4気筒ターボエンジンを搭載するほか、トランスミッションは擬似8速変速機能付きのCVTを採用します。
運転支援機能では「ProPILOT 2.0」を搭載、アラウンドビューモニターといった人気の機能も備えています。
専用デザインの19インチアルミホイールも目玉装備のひとつで、通常の17インチアルミホイールと比べて足回りの存在感がより増強されている印象です。
今回発表された特別仕様車「S380大師版」のメーカー希望小売価格は18.29万元(約416.2万円)ですが、発売記念の期間限定価格として16.19万元(約368.4万円)から販売されています。
ベースとなっている最上級グレードも期間限定で15.79万元(約359.3万円)まで値下げされており、そこへ1万5000元(約34万円)のオプション装備が加わっていることを考慮すると、かなりお得な仕様となっています。
中国市場において、アルティマはフルモデルチェンジから6年経った現在でも月6000台前後、多い時は1万台超を販売しています。
今回のビッグマイナーチェンジでティアナへと刷新されてからも、2025年12月は7494台、2026年1月には6724台を売り上げ、月間販売台数で2万5000台前後を記録する「シルフィ」に次ぐ人気車種となります。
日産はティアナ以外にもPHEV「N6」やBEV「N7」といった多くの新たなセダン車種をここ1年で投入しており、中国市場におけるプレゼンスの強化を図っています。
Writer: 中国車研究家 加藤ヒロト
下関生まれ、横浜在住。2017年に初めて訪中した際に中国車の面白さに感動、情報を集めるうちに自ら発信するようになる。現在は慶應義塾大学環境情報学部にて学ぶかたわら、雑誌やウェブへの寄稿のみならず、同人誌「中国自動車ガイドブック」も年2回ほど頒布する。愛車は98年式トヨタ カレン、86年式トヨタ カリーナED、そして並行輸入の13年式MG6 GT。
























