忘年会&新年会シーズン到来!いま流行りの「微アル」でクルマの運転はセーフ? アウト?
新型コロナウイルス感染状況も落ち着いてきたことから、今シーズンは忘年会や新年会の機会が多くなりそうです。そういう場では、ドライバーは飲酒運転をしないためにノンアルコール飲料、いわゆる「ノンアル」が必須ですが、いま流行りのアルコール度数1%未満のビールテイスト飲料、「微アル」を飲んだあとの運転は大丈夫なのでしょうか。
ノンアルはアルコール0.00%の「炭酸飲料」
年末年始の宴会シーズンが近づいてきました。
新型コロナウイルスの感染状況も1年前よりも落ち着きを見せていることから、オミクロン株など変異種の動向を気にしつつも、「今年は忘年会や新年会が楽しみ!」という人も多いのではないでしょうか。
そうした飲酒の機会の増加に大きくかかわってくるのが「飲酒運転」の問題です。
酒気帯び運転は、呼気中アルコール濃度0.15mg/L以上0.25mg/Lで違反点数13点(免許停止90日以上)、0.25mg/L以上で違反点数25点(免許取消し、欠格期間2年以上)が、酩酊などで酒酔い運転と見なされると、呼気中アルコール濃度に関係なく違反点数35点(免許取消し、欠格期間3年以上)が科せられます。
そして、こうした行政処分とは別に、多額の罰金(場合によっては懲役刑)が命じられることになります。そして同乗者や、車両の提供者も厳しい罪に問われます。
しかし、これらの厳罰をもってしても、飲酒運転はなくなってはいません。やはり楽しいお酒の誘惑の前には、「軽くだから」「ほんの少しの距離だから」と、気持ちが緩んでしまうのでしょう。
そうしたとき「お酒を飲んだ気にさせてくれる」のが、ノンアルコールビールテイスト飲料、いわゆるノンアルコールビールです。
お酒を出す飲食店のうち、クルマでの来店客が多いロードサイド店ではノンアルコールビールを取り扱うお店が多く、ドライバーへの配慮が感じられます。
そしてノンアルコールビールを飲んでの運転も「アルコール0.00%なので、問題ありません」(オールフリーなどを販売するサントリー)、「アルコール0.00%の炭酸飲料なので、運転しても問題ありません」(零ICHIなどを販売するキリン)など、メーカー各社は公式サイトで“太鼓判”を押しています。
「だったら1本や2本飲んだだけなら、検問にあってもクリアできるんじゃない?」
の答えを書いて欲しかった……