V12エンジン搭載の新「“後輪駆動”スポーツカー」発表! “ワイド&ロー”ボディ×「超豪華内装」採用! ヴァンキッシュのベース「ブラバス“ボード”」独国モデルとは
ドイツのチューナーブランド「ブラバス」は2026年5月15日、世界限定77台のスポーツカー新型「ボード」を発表しました。驚異的なスペックを誇る新型ボードとは、どんなクルマなのでしょうか。
英独の伝統と技術が融合した「究極のマスターピース」
ドイツのチューナーブランド「BRABUS(ブラバス)」は2026年5月15日、世界限定77台のスポーツカー「Bodo(ボード)」を発表しました。
「ブラバス=メルセデス・ベンツのチューナー」というのは、もう昔のハナシになりました。もちろん、今でも主軸にあるのはメルセデスであり、新型モデルが出るとすぐにブラバス流のスーパーカー化しています。
しかしここ数年、そのフィールドが広がりました。ポルシェにレンジローバー、ロールス・ロイス、ランボルギーニまで。もはや世界中のハイブランドを網羅する勢いで、スーパーカーを増殖しています。
ご覧の通り、圧倒的な存在感を放つ2+2シーターのスポーツカーです。ブラバスはこのモデルを、創業者である故ボード・ブッシュマン氏が長年思い描いていた「大胆で力強く、自動車の黄金時代からインスピレーションを得ながらも現代に翻訳された大型クーペ」というビジョンを具現化したものだと定義します。
その土台となっているのは、イギリスの名門であるアストンマーティンのフラッグシップ「ヴァンキッシュ」です。ベースのアルミモノコックを採用しながらも、ウインドウ等を除くボディパネルはすべて独自の高強度カーボンファイバー製へと換装されています。

車名には当然、創業者の名“ボード”が与えられ、生産台数は1977年の創業年にちなみ世界限定77台(年間生産台数10〜15台)と極めて希少です。リアウインドウの下に配置された「77」のロゴが、その歴史と特別感を静かに物語っています。
特筆すべきはその心臓部です。フロントに搭載されるのは、ヴァンキッシュに由来する5.2リッターV型12気筒ツインターボエンジン。
職人の手によって組み上げられ、フローが最適化されたシリンダーヘッドや高性能ターボシステムを組み合わせることで、最高出力は実に1000ps、最大トルクは1200Nmという途方もないパワーを発揮します。
この大パワーを後輪駆動(FR)で路面に叩きつけるという、まさにスーパーGTと呼ぶにふさわしい仕様です。
この強大なパワーにより、0-100km/h加速はわずか3.0秒で到達し、みなぎる勢いを保ったまま最高速は360km/h(リミッター作動)にまで達します。
そのパフォーマンスを視覚的にも物理的にも支えるのが、エアロダイナミクスを徹底的に追求したワイド&ローなエクステリアです。フロントにはブラバスのアイコンでもある13本の垂直スラットを備えた専用グリルや独自のLEDマトリックスヘッドライトが鎮座し、リアには車速に応じて多段階に自動展開するリアスポイラーが装備されています。
足もとを支えるのは、21インチの鍛造ホイール「ブラバス・モノブロックZ-GT “シャドー・エディション”」。このモデルのために専用開発されたコンチネンタルの高性能タイヤが組み合わされ、強烈なトラクションとコーナリング性能を確保しています。
車内もまた、創業者への敬意と最高級のクラフトマンシップが息づく空間に見違えています。「ピアノブラック」のエクステリアに合わせて、キャビンは滑らかなブラックレザーと上質なブラックヌバックレザーで構成され、随所にカーボンファイバーのアクセントが施された完全オーダーメイド仕様です。
ドアパネルにはボド氏のサインが刺繍され、シートのバックレストには車のダイナミックなシルエットが描かれています。
価格(VAT込み ※2026年5月下旬時点)は、137万1832ユーロ(約2億5419万円)から。
アストンマーティンの骨格にブラバスの約半世紀にわたる歴史と技術、そして創業者の魂を流し込んだブラバス・ボード。その桁外れの性能と存在感は、まさにチューニングの枠を超えた究極のスポーツカーと言えるでしょう。
Writer: くるまのニュース編集部
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