ヨコハマから新「ADVAN」2商品が同時登場! 常に進化を続けるグローバルスポーツタイヤブランドを開発者に聞く

幅広い展開を見せるADVANブランドはそれぞれの頂点に位置する

 筆者にとって、ADVANというブランドは漠然と「カッコいい」というイメージがあります。

 昔からの歴史や、モータースポーツ好きの人だけでなく、初めて見た人にもシャープでカッコいいというイメージを抱いてもらえると思いますが、やはりカッコよさは意識していると横浜ゴムの小畑さんはいいます。

筆者の竹岡 圭さんは「圭ラリープロジェクト」で全日本ラリー選手権に参戦。アドバンユーザーだ
筆者の竹岡 圭さんは「圭ラリープロジェクト」で全日本ラリー選手権に参戦。アドバンユーザーだ

「そこはもちろんそうです。その上で、誕生当初のオリジナルの“リアルスポーツ”というよりは、もう少し幅広く、ジャンルが広がっていっているというのが現在の姿ですね。たとえば、走りもそうですが音の静かさを求めたADVAN dB(アドバン・デシベル)ですとか、いわゆるスポーツタイヤのエントリーモデルに位置するADVAN FLEVA(アドバン・フレバ)など、もう少し広がりを見せています。

 ただ我々のなかでのアドバンブランドというのは、それぞれのカテゴリーの中での、いわゆるピラミッドの頂点のブランドですので、商品性として性能もそうですし、ブランド価値としては高いポジションに位置づけています」

 筆者も現在の愛車のVW「シロッコR」には、長年アドバン・スポーツを履いています。

 このタイヤは路面温度や天候、さまざまな外因が変わっても、過渡特性が穏やかで、どんなシーンでも扱いやすいという印象を持っています。

 なにより、いちばんドライバーとしては緊張を強いられる、ウェット路面での安心感、それはラリーシーンでも街中シーンでも、シチュエーション問わずで、非常に大きな助けとなっていることは言うまでもありません。

 これもレース、ラリー、さまざまなシーンを極限状態で走る、モータースポーツで培った技術をしっかり落とし込んでいるからこそ。予想もつかないような日常シーンでの安心感の高さに繋がっているという証だと思います。

筆者の竹岡圭さんを囲んで「アドバン・ネオバAD09」の開発者、横浜ゴム消費財製品開発部 製品企画1グループの佐々木 浩長さん(左)と「アドバン・スポーツV107」の開発者、横浜ゴム消費財企画部 製品企画1グループ グループリーダーの小畑恒平さん
筆者の竹岡圭さんを囲んで「アドバン・ネオバAD09」の開発者、横浜ゴム消費財製品開発部 製品企画1グループの佐々木 浩長さん(左)と「アドバン・スポーツV107」の開発者、横浜ゴム消費財企画部 製品企画1グループ グループリーダーの小畑恒平さん

 世界的なSUV人気やEVシフトなど、これからもクルマは大きく変化します。そんななか、タイヤの重要性も変化していきます。

 それに対応しつつ、カッコよく、グローバルで華のような存在として、これからもアドバンはより進化を続けていくはずです。

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Writer: 竹岡 圭

フリーランスのタレント&モータージャーナリストとして活動してきたが、2007年以降は芸能プロダクションに所属、タレントとしてさらなる本格的な活動を始める。現在、TVのワイドショーやバラエティ番組へのレギュラー出演、ラジオ番組のパーソナリティなどを務める。MCやレポーター、コメンテーターの他、イベントでのトークショーもこなすなど、多方面で活動中。雑誌・新聞・Webと幅広く執筆活動もしている。

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