11/3から高速道「休日割引」再開! 利用者は増加する? 渋滞予想はどうなる?
2021年10月27日、NEXCO東日本は定例会見において、同年4月29日から除外していた「ETC 休日割引」の適用を11月より再開することを明らかにしました。休日割引が再開することで、高速道路の利用者は増えるのでしょうか。
11月から再開へ!約5か月待った「休日割引」
NEXCO3社(東日本・中日本・西日本)と本州四国連絡高速道路株式会社および宮城県道路公社(以下、高速道路各社)は、2021年11月3日(水・祝)から休日割引の適用を再開することを明らかにしています。
では、休日割引が再開することで、高速道路の利用者は増えるのでしょうか。
休日割引とは、ETCを利用する普通車または軽自動車に限り、土日・祝日の高速道路利用料金が3割引になる制度です。
適用となる区間は限定されており、東京都大阪府近郊を除いたNEXCO3社管轄の高速道路と、本四道路の神戸淡路鳴門自動車道、瀬戸中央自動車道、西瀬戸自動車道、宮城県道路公社の仙台松島道路が対象となっています。
例えば、上信越道から常磐道を経由する長野―水戸区間では、ETC通常料金は6290円ですが、この休日割を利用すると4400円で通行することができ、1890円お得になります。
そんな休日割ですが、新型コロナウイルス感染症による緊急事態宣言などの影響により、国土交通省からの要請により、高速道路各社は2021年4月29日から10月31日まで休日割引を適用していませんでした。
しかし、最近では緊急事態宣言や飲食店の営業時間短縮も解除されたため、NEXCO東日本の小幡徹社長は10月27日の定例会見において、「これ以上休日割引の適用除外は延長しない」との意思を明らかにしました。
そのため、11月からは通常通り休日割引の適用が開始されることになり、最初に適用となるのは「文化の日」で祝日となっている11月3日です。
休日割引の再開について、SNSでは「やっと再開するのか!」「久々のポジティブニュースだね」という喜びの声が見られる一方で、「高速道路混まなきゃ良いけど…」「遠出する人が増えそう」という懸念も見受けられます。
休日割引が再開することによって、高速道路利用者の増加は見込まれるのでしょうか。
NEXCO中日本の担当者は「新型コロナウイルス感染症が、完全に収まっていないこともあり、今後のユーザーの利用がどうなるかは、予測しづらい状況となっています」と話します。
現在、国内では総体的に感染者の減少が見られるものの、まだ安心できる状況ではなく、専門家の間では「第6波」への警戒を求める声も挙がっています。
また、前出の担当者は、渋滞緩和対策などについて「特別に対策をとるわけではなく、これまで通り混雑が予想される区間において、適切に実施していきたいです」といい、通常通りとなる予定です。
そのため、高速道路各社が提供する情報を収集することで渋滞を回避することが出来ます。
また走行中でも従来と同じように道路情報板やハイウェイラジオなどを活用することで渋滞が回避出来るかもしれません。
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