50年前の「ダットサン240Z」がラリー仕様で復活! ワイスピ俳優が手掛けた「DocZ」をSEMAで初公開

北米日産は、サファリラリーをイメージした「ダットサン240Z」のレストア車「DocZ」と新型「Z」をSEMAショー2021に出展すると発表しました。

50年前の「240Z」と最新「Z」が夢の共演!

 日産の北米法人は、2021年11月2日(現地時間)から開催するSEMAショー2021に、「DocZ」なるモデルを出展すると発表しました。

 サファリラリーをインスパイアしたDocZを手掛けたのは、「ワイルド・スピード」で有名な俳優兼プロデューサーのサン・カン氏です。

サファリラリーをイメージしてレストアされた「ダットサン240Z」(DocZ)
サファリラリーをイメージしてレストアされた「ダットサン240Z」(DocZ)

 カン氏と彼の師匠であるエリック・アギラール氏(Erick’s Racing)は、東アフリカのサファリラリーに敬意を表したカラーリングを施した1971年型の240Zをロサンゼルスで発見しました。

 故障して錆びついていましたが、カン氏と彼のスタッフにより、当初のレストアのコンセプトをはるかに超えるものを作り上げたのです。

 国内の職人チームを集め、カン氏は彼が所有する「Fugu Z」のようにスカイラインのエンジンを搭載しようとしましたが、師匠たちは別の計画を提案。

 L24型エンジンを2.8リッターにストロークアップし、カスタムヘッドやトリプルウェーバーキャブ、カスタムエキゾーストを装備し、十分なパワーを発揮できるようにしました。

 また、そのパワーを発揮させるため、サスペンションやブレーキを一新。さらに「Z432」に標準装備されていた神戸製鋼所製の16インチホイール「78 Nanakorobi Yaoki」を装着しています。

 ボディもルーフやパネルの交換など、トータルでのリメイクが必要でした。そしてCoastline Autosport社は、赤と黒のツートンカラーの塗装のうえに、ユニークな鯉のゴーストペイントを施しました。

 カン氏は「DocZは、私のコミュニティの最高のものを表現しています」と語り、この修復プロジェクトがほかのZ愛好家にも刺激を与えることを期待しているとコメントしています。

 さらに北米日産は、レストアされたダットサン240Zのほかに、新型「Z」(日本名:フェアレディZ)もSEMAショー2021に展示することを明らかにしました。

 新型Z(2023年モデル)は240Zに敬意を表し、長いボンネットと低いリアスタンスのシルエットを採用。懐かしさが感じられるスタイルとしています。

 一方インテリアには最新のデザインや装備を取り入れており、12.3インチTFTメーターディスプレイや本革張りのスポーツシート(オプション)、8スピーカーのBoseオーディオシステムなどを備え、ドライバーを中心とした内装を実現しました。

 新型Zは400馬力の3リッターV型6気筒ツインターボエンジンを全車に搭載。トランスミッションはモータースポーツの影響を受けた高性能クラッチ「エクセディ」を装備した6速MT、またはアルミ製パドルシフトを装備した9速ATから選択できます。

 北米では、「スポーツ」と「パフォーマンス」の2グレードを設定して2022年春に発売される予定です。

 なお、今回のSEMAショー2021では、アメリカ市場で240台のみ限定販売される特別仕様車「Z プロトスペック」が展示されます。

【画像】うっすら鯉が!? 赤×黒の「240Z」と黄色の新型「Z」がSEMAショーで共演!(24枚)

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1件のコメント

  1. ダットサン240Zの写真かと思って見てみたら新型のzばかりでおもしろくなかったですよ。

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