ついに「シルビア復活」か 斬新デザインを初公開! 噂絶えない注目モデル! 電動化での復活はあり得るのか

欧州日産は、初代「シルビア」をリ・デザイン&電動化したらどうなるのか、というテーマで新しいシルビアのビジュアルを公開しました。果たして、シルビア復活の動きに繋がるのでしょうか。

シルビアは電動化して復活するのか? かつて噂された「IDx」とは

 世界中のクルマ好きが復活を望むひとつに、日産「シルビア」が挙げられます。
 
 2002年に7代目(S15型)の生産終了後、何度か復活の噂がありました。そうしたなか、欧州日産は「日産における1960年代の象徴的なモデル『シルビア』を電動化させて未来に蘇らせたら」というテーマで、未来のシルビアのビジュアルデザインを公開しています。
 
 公開されたビジュアルを見る限り、かつてモーターショーでお披露目された「IDx」が思い起こされます。

初代シルビアをリ・デザインした新しいシルビアが欧州日産から公開された
初代シルビアをリ・デザインした新しいシルビアが欧州日産から公開された

 今回、1965年に登場した初代シルビア(CSP311型)のリ・デザインを手掛けたのは、欧州日産のデザイン担当副社長であるマシュー・ウィーバー氏です。

 歴代シルビアは前述の初代登場後に、2代目(S10型)、3代目(S110型)、4代目(S12型)、5代目(S13型)、6代目(S14型)、そして2002年に生産終了した7代目(S15型)と登場しています。

 その後は、クルマ好きやシルビアファン、日産ファンから復活を望む声が出ていました。

 シルビアのイメージといえば、かつてバブル期にはS13型が「デートカー」としてホンダ「プレリュード」と共に一世を風靡したことが挙げられます。

 その後は、S13型、S14型、S15型は、現在でもドリフト競技のベース車として世界中で人気なうえ、アジア圏や欧州、南米では日本から輸出された個体やパーツは多く、中古車市場でも高騰しています。

 このような事情から新型シルビアこと「S16型」を待ち望むファンが多くいます。

 そうしたなかで「シルビア復活」の噂がもっとも盛り上がったのは東京モーターショー2013にて日産が2種類のコンセプトカーをお披露目したときです。

 この際、日産は「IDx(アイディーエックス)」と「IDx NISMO(アイディーエックス ニスモ)」という、2台を展示しました。

 とくに、「IDx NISMO」のボディサイズは全長約4100mm×全幅約1800mm×全高約1300mというよりロー&ワイドなスポーティなプロポーション。

 エクステリアは、箱型レーシングカーのアイデンティティともいえるスピード感のある逆スラントノーズを採用。

 パワートレインは、1.6リッター直噴ターボエンジンと6速MTモードを搭載したCVTの組み合わせを公表していました。

 インテリアは、レーシングカーのイメージを表現するカーボン製パーツにレッドアクセントの「アルカンターラ」を採用しています。

 この公開されたスペックにより、当時のメディアやファンから「シルビアの復活か」と大きな期待を寄せていました。

 そして、このIDx NISMOの公開から8年、2021年に再び「シルビア復活」のきっかけともいえる出来事として前述の電動化したシルビアです。

 電動化したシルビアの制作に至った背景について欧州日産は次のように説明しています。

「これまでのクルマのデザインは、デザイナーとエンジニアが一緒になって、内燃機関やラジエーター、エキゾーストなどをどのように搭載するかを考えていました。

 しかし、電気自動車の時代になれば、これらの必須部品がバッテリー、インバーター、モーターに置き換えられています。

 そのため、電気自動車の時代では、まったく新しいカーデザインのルールが必要です」

 これからのクルマのデザインを示唆するために、初代を電動化するという取り組みをおこなうようです。

 マシュー・ウィーバー氏は、シルビアの電動化デザインについて次のように語っています。

「このシルビアを未来に向けてリ・デザインするにあたり、私たちはその伝統に敬意を表したいと考えました。

 新しいシルビアのポイントは、ボディ上部と下部をつなぐクリーンなサイドラインで、これはボディ上部をすっきりとシャープにカットすることで、その存在感をさらに際立たせています。

 電気自動車の主要部品は、内燃機関車とはまったく異なり、パッケージも異なるものになります」

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1件のコメント

  1. だからカッコ悪いって❗️
    デザインダサっ

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